独善を研ぎ澄ます
ひたすら引きこもっていた今日。入社関係の書類の記入を終わらせて、例のウイルスの影響でいつまでも開催されない研修を待つ。
強烈な風と雨、そして自粛要請の出す雰囲気で街に出る気も起きず、人にも会わない今日は、テレビだけがランダムな情報を俺に運んでくれる。今日見た番組で面白いなと思ったのは、プロフェッショナル仕事の流儀だ。
今日の出演者は本木雅弘さん。いわゆるもっくんである。彼にとってプロフェッショナルとは、「自分がプロであることを疑うこと」だそうだ。
はみ出したいがはみ出せない。そんな葛藤を抱える姿が、おこがましいがどこか自分と重なるところがあり、まるで他人事ではないように思えた。
世間的に見て「成功者」の部類に入るもっくんでさえこんな感情を抱いているのだから、きっとそういう感情を感じるか感じないかは生まれつきの性質なんだろうな、と思ったり。だからこそ、俺も自分なりに足掻いている今の状態を手放しちゃいけないなと思った。それが間違いか正解か、そんなのはきっと後からついてくるだろう。