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カウントダウン

2011年公開の韓国映画「カウントダウン」を観た

主人公は血も涙もない債権回収のプロすなわち借金取り立て屋
肝臓ガンで余命3ヶ月の宣告を受け、生き延びるために肝臓移植のドナーと
直接交渉を試みるのだが、そのドナーはとんでもない人物で主人公は自分の意志と
関係なく巨大な詐欺事件に巻き込まれていく・・・

まー、よくある韓国アクション映画に親子の愛情がらみのお涙頂戴要素をいくつかちりばめたって感じでまあまあ楽しめた

こんな道絶対走れないし、あの激突で何であんなに元氣なんだよ、っていうカーチェイスやら
主人公とドナー、および悪いやつらとのバトル、駆け引きや逃亡劇はなかなか見ごたえはあった

・・・んだけど、個人的には結末にちょっと不満が残った

※こっからはネタバレなので嫌な人はそっと離れてね※










やっぱねー、主人公が最後に死んじゃうのはなんか違うんじゃねーの?

主人公はダウン症の息子を自分のせいで死なせたという罪悪感を持ってて
そのショックで解離性記憶喪失になって冷酷無比な借金取り立て屋に変貌してしまうんだけど
事件に巻き込まれたドナーを救うために奔走していく過程で息子の死について記憶を取り戻すんだよね
でもって最後にはドナーを無事助けることができたのに自分から酸素吸入器を捨てて
結局は息を引き取るわけ

まー、罪悪感から逃れたくて自分から命を絶ったようにも見えるんだけど
せっかくドナーを助けて事件も解決したんだから最後は助かってほしかったね

んなことオレがいくら言ったってしょーがないんだけど、あの結末はなんか救いが無いように感じたのよ

アクション映画の主人公がすべてハッピーエンドを迎えるとは限らない

そんなことを感じた映画ですた


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