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Netflixオリジナル短編映画「毒」を観た


毒蛇が自分の体の上で寝ていることに気づいた男
外出から帰ってきた同居人は慌てて血清を持ってきてくれる医者に連絡するが・・・

なーんか、このベッドで横たわっている男の顔に見覚えがあるな、と思ったら
「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」の主人公役の人だったのね

クソ真面目な役が似合う彼は、この短編映画の中でもクソ真面目に毒蛇におびえる役を演じていた

毒蛇が自分の体に近いところにいることを感じてから何時間も微動だにせず
額に大汗をかきながら同居人を待つなんて、なかなかできることじゃないが
クソ真面目な演技がそういうシチュエーションをリアルに見せていた

そして、血清を持ってきて毒蛇を麻酔で眠らせようと必死になって
クロロホルムをベッドの周りに配置する医者もクソ真面目

二人とも無茶苦茶真剣に毒蛇から逃れようと手を尽くす






でも、毒蛇はいなかった


各自やるべきことに真剣に取り組んでた二人はラストシーンで何もなかったから滑稽に映るんだけど

これってさぁ、何年か前の流行り病への日本人の取り組みにちょっと似てない?
ソーシャルディスタンスとかアクリル板とかお注射とか、ものすごい真面目に取り組んでたよね


で、結局どうなったんだっけ?


思い込みってのはおそろしい

そんなことをあらためて感じた映画ですた

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