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「なんもない」のに「最強の島」である理由 隠岐楽日記 vol.1
ないものはない
完全に開き直りである。
要するに無いものは無いのだから大人しく諦めなさいと言っているのである。
しかし、時代はネット通販である。アマゾ◯や、Z◯Z◯タウンなどといったアプリを使えば何でも手に入ってしまう。
海士町にだって、あるものはある。スマートフォンやWi-Fiなどの文明は存在するのである。
だからネット注文で商品が届いて更、「島だから便利なものは手に入らない!」なんて、開き直っても仕方ない。
離島民が、不便な島暮らししている俺(私) カッコいい!マウントを取る時代は終わったのだ。
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冷静になって見てみればそんなマウントを取っているのは自分だけであった…。
要するに、、!
「ないものはない」の真意は、大人しく諦めなさい。
ではない…。
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海士町は、
コンビニとショッピングモールがない。
バスもタクシーも全然来ない。
どう見ても便利とは言えない。
けれど「ないものはない」はこういうときには使わない。
ないものはない とは
人生を豊かにするために、大切なものは全てここにある
という意味である。
無いならつくればいい。できないものはない。
この島にはそんな要素が詰まっている。
島にいるとよく耳にする
「ないものはねぇーだわ」
そもそも無いものを探すより、自分が新しく作り始めればいいじゃないか
という意味を込めて。
それは高校生も大人も地域のじいちゃんもばあちゃんも関係ない。
…小中学生もだろうか。
みんながいち過疎地域の住民であり、新しい海士町をつくる先駆者。
だから、この島は挑戦の島であり続けるのだ。
過疎地域は都会になろうとするのではなく、その地域にしかない魅力を発揮してこそ輝くのだと思う。
海士町は「なにもないこと」を魅力にすることによって輝いた。
この島で生きる人は今日もないものはないこの島の生活を愉しんでいる。
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