16)丸めて机の中に入れてあったテスト
◆完璧主義は完全あいかわらず。でも自己否定はしなくなった 1
リク君は、漢字10問テストに全部合格した。次の目標は漢字20問テスト。少し数が多かったですが、リク君と相談して5問ずつの合格で良いことにしました。
こちらも難なく合格。
これが学年最下位の子だろうか?と思う事が続いていきます。
残りは漢字50問テストです。これはさすがに合格は難しいだろう、、、と思って、さて、どうしようか?と考えていました。5問とか10問ずつにするかな、、、
そんなことを考えていると、「先生! リク君が漢字テストをグシャグシャにしています!」という声があがったので、リク君のところまでいきました。
丸めて机の中に入れてあったテストを見つけました。
見ると、いつも丁寧な字を書くリク君が、珍しく乱雑な字で書いてありました。
宿題についてお母さんに連絡したときに「とにかく漢字練習に時間が掛かりすぎて。。。何度も消しては丁寧に書いているんです」と、お母さんが仰っていたことを思い出しました。
丁寧すぎることも気になっていたので、「リク君、いいよ、この字で一度見てあげるね」と声をかけ、赤ペンを取り出しました。
止め、はね、折れはちゃんとしていないし、画と画は離れているし、通常なら丸にしないのですが、字が大体合っていたら丸にしていきました。
すると、ビックリすることに、ほとんどが丸で80点ほどの点数になっていました。
「リク君、50問テストで合格するのは大変だから、こういう適当な字でもOKにしてあげるよ。速く書くことも大事だからね。」
リク君にはこのように言って、早く漢字テストから解放してあげようと思いました。
ということで、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
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