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素材・造形⑤、⑥
この2回の授業では、真空成形について学習しました。
これから、真空成形について説明していきます。
①真空形成とはどのような技術であるか?
真空成形とは、プラスチックに熱を加えることによって変形しやすい状態にさせ、真空にすることによってプラスチックと接している原型の形に成形する加工方法です。
②真空成形はどのように行うのか?
・手順1
成形したい形の原型を用意する。
![](https://assets.st-note.com/img/1717048600636-j0QJDvpuTQ.jpg?width=1200)
・手順2
PET板を熱し、柔らかくする。
![](https://assets.st-note.com/img/1717048696046-HiAhkdTwUU.jpg?width=1200)
・手順3
熱された状態のPET板を原型に置き、空気を抜いて真空にする。
![](https://assets.st-note.com/img/1717048726632-UE45vA434M.jpg?width=1200)
・手順4
PET板を冷まし、原型を取り出す。
![](https://assets.st-note.com/img/1717048843353-JcATKGfEC4.jpg?width=1200)
③真空成形で使用可能な材料
・プラスチック板
ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、塩化ビニル、ポリスチレンなど
・原型
バルサ材(木材)、石こう、石粉粘土、金属、ケミカルウッドなど
④成形する上での注意点
・プラスチック板を熱する時は、満遍なく全体にしないと硬さにムラが出たり変色したりしてしまう。
・完全に冷却する前にプラスチック板を固定版から外してしまうと全体的に曲がってしまう。
⑤使用例
・パッケージ ・卵パック ・食品トレー
・看板 ・バスタブ ・自動車のダッシュボードなど