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エコキュートの設定(三菱)
沸き上げ量の設定
三菱のエコキュートの沸き上げ設定は大きく分けて「おまかせ」と「使用湯量モード」の2つがあります。
「おまかせ」は過去2週間の使用量を参考に、適切な量をエコキュートが判断して自動で沸き上げ量を設定してくれます。それでは少ない!という場合には「多め」にすると「おまかせ」より多めに沸き上げます。
「おまかせ」より少な目で節約したい場合は、節電モード1、節電モード2の2つが用意されています。
使用湯量モードは、過去の使用量に関わらず指定された湯量を沸き上げます。(200リットル~)
沸き上げ量の考え方
理想を言えば、
使用湯量=沸き上げ量(夜間電力を使って沸き上げる量)
になるのがベストです。
しかしながら、思うようにはいかないのが常ですので、沸き上げ方としては
A.あらかじめ多めに沸き上げておいて、追加で沸かすことがないようにしておく
B.使用湯量ギリギリで沸き上げておいて、足りなくなりそうであれば昼間でも沸き上げる
の2通りの考えがあると思います。
Aの場合は沸かしても使わなかった場合は無駄になりますし、Bの場合は昼間の高い電気代で沸き上げることになるという、それぞれデメリットがあります。
生活のリズムがある程度決まっていれば、基本は「おまかせ」にしておけば、使用湯量に沿った形で沸き上げてくれますし、物足りなければ「多め」にしたり、沸かしすぎかな?と思えば「節電モード」にするのが良いかと思います。
最低でも200リットル
三菱に確認をしたところ、「おまかせ」でも「節電モード」でも「使用湯量モード」でも最低200リットルは沸き上げるようなので、1日の使用量が200リットルを下回ることが確実な場合は「使用湯量モード」がお勧めです。
ただ、「使用湯量モード」は最低でもシャワー一回分の湯量(42度80リットル)を確保するため、湯量が120リットルを下回ると沸き上げを開始するようなので、昼間に沸き上げるのを止める場合は「沸き上げ停止」を押す必要があります。
結局、エコキュートはコスパいいのか?
福島原発の事故以来、電気代も高騰していて夜間電力でもそこまで安くなく、一概にエコキュートが他の熱源に比べてコストパフォーマンスが高いとは言えなくなってきています。知らない間にジワリジワリと電気代は上がってますし、再生エネルギー負荷金など、電気利用者の負担は増えてます。
次回は沸き上げ時間帯の設定と給湯温度について触れてみたいと思います。