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沖ママ的、台本解剖データ

企画審査概要

企画テーマ
君のいた世界、音
君のいない世界、色

2つのテーマから各チームが
『それぞれ選んで』
どちらのテーマにするかを決定。

1、はじめに

君のいた世界、君のいない世界、どちらも『今(もう)、君はいない』のである。また、『音』『色』についても同様に、台本にどのように組み込んで来るかが問題だった。今回の企画での審査に際して、恐らくこのテーマへの理解がじゅうぶんに出来ていない組(チーム)からは不満の声が上がるであろう事は始める前から予測していた。普通なら断る。

それでも企画主様より、是非にとの事であったのでお引き受けさせていただいた。

もう一度言う。
引き受けたのは私自身だ。

受けるからには贔屓することなく、テーマに合致しているか等、見ていかなければならない。

『企画のテーマは何か?』まずはその点への理解が台本から読み取れるかどうか。に焦点を当てる。それは至極当然の事ではないだろうか。これが一般の公募であるならば、そもそもテーマに沿っていないものは評価すらされないのである。

当初の懸案通り、多くの組(チーム)が『君がいなくなる世界』であった。結果、評価の数値としては低いものになる。
根本的に着眼点である視点が違う。

『君のいた世界』では、君は確かに居たが今ここにいない。しかし時計の針は進み、世界は前へ、先へと進んでいる。そんな世界で僕は私はどう生きる?に焦点が当たるべきであろうと思う。

『君のいない世界』では、僕が私が生きている世界に、そもそも君はいないのであって、僕が私が知った君はこの世界にはいないのだ。そこに焦点を当てるべきであろうと思う。

それでは、これより各組(チーム)の審査内容を公開していく。
これは個人への評価では無いため、演者、書き手の個人名は伏せ、当日の進行順に載せていく。もう一度言います。
これは私と言う1個人の台本審査の解剖データです。

2、審査内容

・第1組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

冒頭の君のいた世界は色んな音で溢れている。届いていますか。
1番最後の私がいたこの世界は音で溢れている。その声届いているよ。だから……泣かないで?に繋がっている。
このように冒頭と最後を繋げるのはやり方としてアリ。
色があるのに無音の世界。というセリフもいい。その世界で言葉が目に見える状態になる設定もいい。

祖父と祖母が私たちと同じようにとの話しだが、子供はどうなるのか?今回の台本で言うところの男性側に今、子供はいない。
祖父と祖母も同じだと言うことであれば、主人公の出生が気になるところ。

だとすれば、この物語のスタートを子供がいる家庭のシーンから始め、子供を遺して音の精霊として消えるようなストーリーにすると良かったのではないか。
それでも『君のいた世界』ではないのだけれど。

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・第2組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

※ヨル、バットは役名

ヨルと一緒に幸せになる為にバットはヨルを追いかけた。で、あるならばあそこでバットが死ぬ事はバットにとって後悔でしかないはず。
この物語のシチュエーションは墓地か事故現場。

旅立てずにいる彼と彼女のやり取り。後半に向けて感情というボルテージが上がって行くのはいい。
彼が死んでいるのを分かりにくくする為に現実的な話をしていたりする。
話している内容が全て過去の話しである事から推測出来る人もいるかも知れない。

分かりやすくする方法はいくつか考えられるが、分かりにくくする方が難しい。セリフ量が多いのも、現実味を出す為と考えられる。

話のスタートでヨルが走ってくる。鈴が鳴る。から初めて最後のセリフの後にもう一度、鈴の音が鳴って終わると更に良くなると思う。

音として、鈴の音のみなのも残念なところ。

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・第3組

台本審査解剖データ

選択テーマ
『君のいない世界、色』

※雪奶は役名

・君のいない世界
奏汰から見た雪奶

・色
色恋の色、血、雪奶の見た目

台本上、誤字が多いので注意しよう

ストーリーとしてはいい。
ギャップを意識しているのもいい。
ヴァンパイアが少年の姿の時は『僕』、大人の姿の時は『俺』と言い方を変えてるのはいい。

台本を見ていて、セリフなのかナレーション、モノローグなのかが分かりにくい。

雪奶がイジメにあっていて、「学年1位の優等生ちゃん」というセリフが出てくるが、下から数えて1位なのだろうとは思う。
本当に優等生なのか学年最下位なのかは、確実な描写が無いので分からない。
親の虐待から逃げる為に親戚の家に逃げ込んだのに一人暮らしを始めてバイト漬けの日々。というところも、悲壮感やヒロイン的要素として入れたかったのかも知れないが、現実的に考えておかしい。

全体的に説明のようなセリフが多いので、セリフを言わせるところ、状況を説明させるモノローグとハッキリ分けるといい。

テーマは君のいない世界、色
だが、君の『居なくなった』世界、色 になっている。

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・第4組

台本審査解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

・君のいた世界
水族館という囚われた世界
イルカが人間界にいた世界

・音
エコロケーション

上記により、今回の声劇のテーマには合っていると思う。

最初のモノローグで「君がいた世界」だと名言しているのはポイント。
君がいた世界は水族館という閉ざされた、囚われた世界。イルカは人間界に何を見たのか。イルカからすれば人間界に先輩を残す事で、君であるイルカは先輩を君として見て、イルカがいた人間界という世界を表現している。

先輩から見たイルカである君は先輩のいる人間界で先輩を待っていた。

水族館の話をした時にあからさまに動揺した場面で、イルカのエコロケーションが咄嗟に出て(エコロケーションとは言わない。)、それに気付かない先輩。あぁ、やっぱり……と落胆して先輩の前から姿を消す。とすると、後にエコロケーションが出てくる場面で、そうか、あれがエコロケーションだった!?となり、盛り上がりが1段階上がる。

話の展開が予測し辛いのがこの台本を書いた書き手様の特徴。王道を知ってるからこそ、斜め上から攻めてくる。
もしかしたら、こういう風にしか書けない。のかも知れないが……。

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・第5組

台本審査解剖データ

選択テーマ
『君のいない世界、色』

※マナミは役名

台本の中に色をイメージさせる物、事が分かりやすい形である。

炎の『赤』
赤色灯の『赤』
救急車の車体カラーの『白』
煙により『真っ白』になった状況。

色んな感情が……
色は静かに……
1月15日、あれから5年。私はまだ……
1月15日、5年年が経った
等、近い部分で同じ音の言葉が繰り返されている。

これは同じ音を繰り返す事による耳のサブミリナル効果を狙っているのではないか。

夫の名前を繰り返し言う事も、感情の高ぶりや、印象付けには有効。

少女が出てくるタイミング、少女
マナミ、兄と3人共に見せ場があり、話の流れもスムーズで無理がない。

単純に台本の書き方が上手いなと感じた。

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・第6組

台本審査解剖データ

選択テーマ
『君のいない世界、色』

最後のセリフ
赤と黒が混ざり合う
朝日と夜、トランプの赤と黒をかけているんだと思う。

話の流れとして筋は通っているし、展開にも無理はない。でもまさかBL的要素入れてくるとは。

『君が居なくなった世界』だと思うので、『君のいない世界』はこれから始まる。といった印象。この話があってのストーリーが、君のいない世界だったのではないだろうか。

BLという『男色』『色恋』『トランプ』『朝と夜』と色については表現出来ていたのではないだろうか。

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・第7組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

※りつ、サチは役名

りつが記憶喪失になる事で、『君のいた世界』を表そうとしている。音については、話す声、演奏している音で表そうとしているのではないか。

さよならは嫌い。またねが好き。
の使い方は良かった。サチと呼び捨てにして記憶が戻るあたりは鉄板。それ以前に記憶を失っている最中のサチを呼ぶシーンが無いので、盛り上がりに欠ける。

カフェに連れていくシーンもかなり強引。りつの「多分、結構仲良かったんですよね。」のセリフまでCDショップでいい。その後「ゆっくり話したいんだけど、時間ある?」「少し位なら……。」でカフェに行くと,自然な流れになる。

冒頭からサチの悲痛な叫びから入るとこのエンディングにする意味が出てくる。
色々と書いたが、話の作り方や展開のさせ方は上手い。

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・第8組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

単純に上手いなと思った。
猫を見て犬のようにはしゃぐ。白に黒、等の表現は上手い。デートの予約から事故、泣けないから泣く。等の対比表現が多く出てくるという点においては考えられている。
その中で、「たくさん飲んでたくさん吐いた。」で「たくさん」を繰り返す。これにより、物凄く飲んで吐いた印象がより強くなる。

最初に出てくるコーヒーの話が最後に出てきて、「たまには思い出してね。」と君がいた世界を表しているのだろう。

いい所がたくさんある分、勿体ないと思うのは「証明が上から降ってきた。」ここから「~だった。」「~た。」と消えた。考えた。等など、「~た。」で終わる部分が多い。

このストーリーで感情のピークが来る場面は「たくさん泣いた」「たくさん飲んでたくさん吐いた」だと思うので、この部分以外をなるべく~た。で終わらない様にすると際立ったかな。と思う。
紐を触ったら照明が落ちてくる。ここも引っかかったポイント。この仕掛けはかなり強引だと思う。悩んだんじゃないかな、この仕掛けに。それならいっそ、コードに引っかかって転んで引っ張った。とかの方が良かったのかなと思います。

また、テーマである『音』についての表現が、特に見られ無かったのが残念です。

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・第9組

台本審査解剖データ

選択テーマ
『君のいない世界、色』

※千歌、健は役名

健が『いた』世界になってないか?

千歌の奇病
うれしい……赤っぽい
悲しい……青っぽい
死……黒

『色』を意識して様々な色を見せてるのはいい。最初から最後まで色にこだわった内容となっている。
その中で、君のいない世界を表現しようとしているストーリー。

俺と付き合って下さい。
私で良かったら。
の後から、千歌の健を呼ぶ呼び方が苗字から名前に変わってるのはいい。

最後に健が首を切る。等は少し無理がある。なぜならこの時、健は目が見えていないから。物語を終わらせる為に急いだ結果かと思われる。

ならば、健が病院から姿を消した。
目の見えない状態なのに、だ。
と続けて、

『ねぇ、君は今どこにいるの。』
と結んでも良い。

頑張った感は凄く伝わってくるだけに、最後の締めで急いだのが残念。

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・第10組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

申し訳ないが、途中からストーリーが予想通りだった。
記憶、転移の話は出てきているが、移植の条件について触れられていない事が残念だった。

ただ、病院だったのだ。では弱い。

病気によっては臓器出来ないケースもあると思われるので、もう少しひねっても良かったと思う。

君のいた世界、音の音の部分がない。
車の走行音、救急車、PCの作業音くらいしかないのでは?

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・第11組

台本審査解剖データ

※Nemu、おちょこは役名

選択テーマ
『君のいない世界、色』

誰にスポットライトが当たっているか、立ち位置はどうか等、細かく書かれているのが面白い。
但し、声劇の台本としては評価し辛い。

台本を読んでいても分かる展開の切り替え、テンポの早さはさすがだと思う。この3人でしか出来ない内容であるのもいい。

『Nemuがいない世界』という点においてはテーマに合っている。ピンク、暗転、明転と色を意識しているのも同じ。ただ、『色』についての描写が少なかったのが残念。

ネタ満載でここまで台本に出来るのかとは思うが、ネタ元が分からないと盛り上がりに欠ける部分もあるので難しいところ。

Nemuが再生されなければこの世界は……。地獄だ。とセリフにあるが、そこまで言い切るのはどうかと思う。そして『おちょことの無理心中』。前半の屋上でのパートでおちょことの恋人らしい会話があると活きてくるが、唐突感が否めない。

博士とおちょこを殺してまでNemuが行いたかった事とは何か。おちょことして生きた記憶とNemuとしての記憶が共存するNemuが見せる未来とは何か。が分かりやすい形で表せられると良かったと思う。

『Nemu』を知っているかどうか、『舞台』を知っているかどうかでこの台本の評価は分かれる。

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・第12組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいない世界、色』

女は可視外に生きる人間。
色は光だとしており、人間が知覚出来ない光が紫外、赤外だと言うことは分かる。

冒頭に「君はこの世界に居ない」と男のセリフがある事で『君』とは男から見た女である事と、この世界には君は居ないという事を印象付けている。が、実際は居る。『君がいなくなった世界』である。
今回の様な、「物」や「事」がテーマでは無い場合の、やり方は上手いと思う。

物語の最後に犬がずっと吠えているという娘のセリフも、女と初めて出会った時に「犬が何も無いところで吠えることってありますよね。」で伏線回収。そして私でなく同じ様に存在する人々を意味する『私たち』

『刹那の紫赤』とタイトルにあるように刹那的であり起伏のあるストーリーでは無い。
だからこそ、テーマである『君のいない世界、色』なので、冒頭の学校帰りのシーンでは夕日の赤を、女が消えた(見えなくなった)シーンでは夜になりかけの紫がかった空等があるとタイトルの『紫赤』にもかかって物語に厚みが増すのではないかと思います。

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・第13組

台本審査解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

※綺、春賀は役名

・君のいた世界とは
綺から見てお姉ちゃんが『いた』世界

・音とは
歌 だろうと思う。

リアリティはある。
冒頭の『聞こえますか』が生歌か音源かは分からないが、後に春賀かわ同じ曲を鼻歌で歌うシチュエーションは上手い。

最初のセリフと最後の綺のセリフは恐らく1つのセリフだと思う。
笑っていたよ。の後に愛しの人。と続き、『聞こえますか』で締める。これが狙い。

姉と妹の会話で進んでいく事もあり、会話がスムーズで無理がない。綺のセリフと春賀のセリフの両方にメッセージが込められているが、綺の方が強すぎて春賀が弱い印象がある。

独り言を実は聞いていたという展開は鉄板。聞いていたからこそ、「それにね。私には……」と続けるのではなく、「背中を追いかけてくる誰かの為にも、私が強くならなくちゃ。」とすると更に良くなると思う。

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・第14組

台本審査解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

※深雪、ポン骨は役名

君のいた世界を表そうとして、深雪が崖から落ちたエピソードを入れているのだろうと思う。

台本を見る限り、『音』が無い。
唯一、魔法を使う時くらいか。

ポン骨にとっての『君』が深雪で、深雪にとっての『君』がポン骨や父親なのだとしたら。
父親が死に行く過程を入れるべきだったろうと思う。

毒による自殺がストーリー上、必要な描写なのだとしたら、冒頭に最後のナレーションと魔法の音を入れるといい。
最初のセリフと最後のセリフを同じにして魔法の音を繰り返す事で、最初は分からないが最後に、何度も繰り返してるのが印象付けられる。

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・第15組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいない世界、色』

※さく、たくまは役名

死神の最初のセリフで、「はじめまして」の後にいきなり「死神の仕事終わっとして……」とある。ここは「初めまして。僕は死神。」と名乗るべきであろう。
たくまの事を覚えている看護師が、さくとたくまの事を知らないとは考えにくい。たくまと一緒に植えた桜の木である。病室の窓から見える位であれば恐らく、2m程度にまで成長しているはず。植木であるならばその描写を入れるべき。桜の話をさくが看護師に話していないのも考えにくい。と考えればである。たくまからビデオが送られて来ているのに、さくに知らせないのは通常であれば有り得ないのではないか。

死神のセリフが、ですます調なところと、そうでないところがある。内容から察するに感情を押し殺しているので、ですます調で統一すべきだろうと思う。

エンディングまでの展開が急である。
この終わり方と会話数で行くのならわナレーション部分の入れ方を考えた方がいい。

話としてまとまってはいる。
ストーリーはいい。

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・第16組

台本解剖データ

選択テーマ
『君のいた世界、音』

※音、奏は役目

君のいた世界、音 だからか、音から見た君のいない世界。君とは奏である。

人魚姫の話に合わせて、音が自分の声を捧げて奏を生き返らせるのはアリ。
ただやはり人魚姫の物語のイメージになってしまうので、オリジナル感がもっと欲しかった。人魚姫=ハッピーエンドではない。このイメージがあるので、敢えてハッピーエンドにするか、途中に幸せなシーンを入れておくと、悲しい話が引き立つと思う。

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台本審査を終えて

ここに記載したのは『台本解剖データ』としてノートに書居たメモをそのまま、あるいは見やすい形、言葉に直して掲載している。
今回の審査基準については冒頭で記載した通りであり、審査されると分かっていて企画に参加しているものとこちらも捉えている。そこに贔屓も何も無い。むしろ私がその様な事をしたのならば、企画主にバレるし、企画主の信用を失うだろう。企画主も素人ではあるがただの素人ではない。だからこそバレる。

と、まぁそんなことを書きたかったのではなく、冒頭に書いたかどうかは忘れたが、企画本番では審査のコメントとして1分が割り当てられていた。ここに書いたものを各チーム1分にまとめて、要点を絞ってコメントとして出させていただいた。
企画後、希望する方には該当チームの解剖データの全文を送っている。


だけなら素人のやることだ。


私は、同時にこの審査では触れていない、台本を書いた方の内面に触れてアドバイスを送っている。おおよその年齢、経歴、活動のスタイル等から、どうするべきであるのか。どこに着目して台本を書くのか、またその際にどういう所に気を付けるのか。等を同時に送っている。それは希望されたチームによって違うものであるし、台本を書いた方の内面に触れる事柄であるために、記事としては残さないとしている。

私は『台本師』であり『作家』であり、
『プロデューサー』である。若き芽を潰す様な事はしない。

私と関わり、育って行く子が、今後どの様な道を歩むのか。私の1番の楽しみである。

企画主には最大級の感謝を。
台本審査を私だけに任せてくれてありがとう。

おわり

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