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東京の無機質な「金太郎あめ」感
こちらの記事から、
最近、渋谷の乱立する高層ビル群に対し、地元で商売をされている方から、「渋谷にぶらりと、散策できる街並みがなくなった」と嘆いている声を聞きました。おしゃれな店舗が立ち並び、おしゃれな着飾った人ばかりが目立つ。
高層ビルだらけで、空が見えなくなり、子どもたちがかけづりまわれるような公園も、路地裏も、商店街もどこにあるかもわからない。そして、渋谷にはあまり目立たなかったビジネス感覚の人が、増えたような気がする。
明らかに、渋谷が高級化しているように感じると・・・
そこで誕生している多くのビルは、上層階はオフィスで関係者以外の立ち入りができず、低層階には高級なショップやレストランがぎっしり……というもの。オフィスでない場合は、高級なホテルが入っている場合も多い。
渋谷だけでなく、丸の内も、虎ノ門も同じように無機質な「金太郎あめ」感がする。
東京のことだった。そこでも多くの再開発が進行しているが、それらに「開放性」はあるのだろうか?と思ってしまったのだ。むしろ、その施設の多くは「富裕層」や「訪日観光客」しか見ていないのでは?とさえ感じられるのだ。
おじいさんやおばあさん、おっちゃんやおばちゃん、子どもづれの家族など、色々な多様な人たちが、気軽にぶらぶらできる雰囲気はない。
緑さえ作られた感じがあり、なんとなく開かれた町並みは感じられない。
「とりあえず多様性」「とりあえず富裕層向け」「とりあえずインバウンド向け」といった同じような場所ばかりになってしまうと、庶民はどこへ……となってしまうのだ。
渋谷で商売をしている人に聞いたが、代々渋谷周辺で暮らしている方もいるが、その方たちが、「渋谷が、普段着で歩ける街ではなくなってしまった」と寂しそうに言っていたそうです。