経営数字のマジックにだまされない!
簡単なクエスチョン!
売上1億円の企業と
売上5千万円の企業どちらがすごいですか!?
ハイ! 正解です(笑 どちらも凄いんですよね〜
これが経営数字のマジックです^^
テレビでよくある番組のタイトル名
“主婦がたった1時間で月に30万円売り上げました〜”
いがいと引っかかるのですよね〜(苦笑
ここで確認です!
利益はおいくらですか!?
100万円の商品を90万円で売ったら
利益はマイナス10万円ですよね(笑
毎月30万円、安定して売上、利益をあげていますか?
一回だけたまたま原価20万円で売上30万円を出しただけで
アピールして集客する。 これって、本当に凄い事ですか(苦笑
経営者の皆さんがこのようなアピールをみて
違和感を感じるのはその為ですよね。
これは、経営ではなく数字のマジックです
・・・ “マジック=まやかし”です。
自分からの情報集取ではなく
他人が提供した情報提供だからこそ、簡単に騙される要素なんですよね。
記事を読んだ5分後に「経営数字のマジック」に騙されない事実を見極める経営者のお役に立てればと思います^^
目 次 ーーー
● 日常には多くの数字のマジックでいっぱい!
● 目の前の経営数字は本当に会社の状態を表していいますか?
● 数字のマジックではなく、本当の経営数字で経営判断を!
このような疑問にお答えします。
ここで注意ポイント・・・。
分かり易さを重要視するために、できるだけ専門的すぎる言葉をつかわず、要点だけをザックリと説明している事をご了承ください。
実践成果 ーーー
売上高ではなく粗利益が大切! この事に気づいた際に
銀行さんから資金調達が可能になり現金が手元に残るように^^
実は、経営数字のマジックは
マジックをリアルに変化させるだけで信頼力が向上するんです!
さらに正しい経営判断が可能になり、機動力もアップです^^
● 日常には多くの数字のマジックでいっぱい!
2020年8月時点で
数字のマジックが毎日流れているニュースがあります。
それは、コロナ感染者数。
今日時点、東京、大阪、中心に感染者が増えつつあり
さらに福岡などの地方都市、そして沖縄などの観光地が
過去人数を更新中とのこと・・・。
ちょっと待ってください。 その数字おかしくないですか?
だって、母数のPCR検査人数が違うでしょ!?
4月時点では約500人から200人の感染者数。率40%。
8月時点で約5000人から400人の感染者数。率8%程度。
例えば
感染者数が同じでも感染者率は全く異なる。
数字だけを取り上げるのは、正しい評価なのでしょうか!?
※ 8%でも多い基準値ではありますが(涙
そのほかにも、消費者動向の減少実態を知るための比較は
前年度比で出すべきのところを、コロナ自粛期間中のGWと比較して改善しているなど、そりゃそうでしょう(笑
だって自粛していて街に出ていないので
増えるに決まっている
前年度と比べるなど、正しい比較対象で増えていて
初めて“改善”という言葉を使用する意味がある!
ほんの一例ですが
多くの情報は、提供先の都合の良いように活用されています。
映画などもそうですよね。
全米1位って1位が毎回あってどうするの(笑
だからこそ
数字の根拠をしっかりと把握することが数字マジックに騙されない
情報社会での経営者の大切なスキルだといえますね^^
● 目の前の経営数字は本当に会社の状態を表していいますか?
実は、日本の会社は、会社を比較する際に
とにかく大好きな経営数字があります!
何だか知っていますか?
それは“売上高”です。
バブル時期はとにかく売上基準が大好き!
よくドラマでも壁に売上高や契約数など
棒グラフにしている風景があるのもその名残です(笑
バブル崩壊後に
カルロスゴーン氏が日産改革をする際に
注目したのが経営数字の実態!
粗利額・率や人件費・労働分配率、最終利益などの
実質的な会社の状態を知り、対策したことで
日産のV字回復という結果に結びつきます。
2000年ごろからは
大手企業も売上から利益重視になり
規模評価から実態評価に変わるようになりましたが
残念ながら
小さな会社は、いまだに売上重視の経営スタンス。
日本は、経営者や社会人に
経営について教えてくれる機会がなく
ほとんどの経営者が
経験主義+苦手な経理で経営を頑張っている感じ(苦笑
大手のように、主任、リーダー、責任者、役職など
段階を踏んで経営者になるような仕組みではないので当然です。
だからこそ
キチンと経営数字を把握でき
会社の実態を正しく知ることができれば
ライバル企業に差をつけるチャンスがあるのです^^
ぜひ
すぐ見える売上高で判断するのではなく
会社の実態を把握してくださいね^^
“お金のブロックパズル®️”を活用すると
パズル図で“見える化”できますよ。
お金のブロックパズル®️の記事はこちら
● 本当の経営数字(粗利額・率)で経営判断を!
良くある質問で
経営数字を見ろといわれても
“何をどう見ていいのかわからない”。
そうですよね〜
初めてだと難しく思うかもしれません。
しかし、意外と簡単なんですよ^^
まず、最初に見て欲しいのは
「 粗利益の額と率 」です!
粗利益は
売上から変動費(原価)を引いた最初の利益です。
大切なのは
その粗利益から人件費やその他の固定費
そして利益まで含まれています!
つまり
粗利益以上の経営をすると赤字になってしまうということです。
逆に
粗利益以下に固定費を抑えると利益が確保されるということです。
さらに
粗利率(粗利益÷売上高)は
自社の商品・サービスの付加価値を意味しています。
例えば粗利率80%と40%では
売上高1000万円に大して
80%の商品・サービスは800万円の粗利益を生み出しています。
一方
40%の商品・サービスは400万円の粗利益となり
2倍の利益の差になります。
もちろん
粗利率は業界や商品・サービスごとに異なりますので
一概に単純比較はできませんが
自社の粗利率を知っていることは
経営判断にものすごく役にたちますというか“必要不可欠です”^^
その次に
人件費と労働分配率(人件費÷粗利)で
自社の人数、給与額が適正なのかをしっかりと見極め
会社で大切かつ最大の経費に向き合わなければいけません!
そして
その他の固定費をしっかりと分析し
必要な固定費は維持しながら節約できる固定費を節約する
などの対策ができるようになると
粗利益から固定費を引いた経営数字が“利益”ですので
必然的に黒字経営になるということです^^
ぜひ、まずは第一歩!
自社の全体と主力商品の売上高、粗利益を書き出して
粗利額と粗利率を導き出してくださいね。
きっといつもと異なる景色がみえてくるとおもいますよ^^
最後までお読み頂きありがとうございます。 小さな会社・店舗の経営にお役に立てる記事をアップできるようがんばります^^
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