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そうだ恩納村博物館行こう

あまり知られていない気がするのですが、恩納村の「おんな道の駅なかゆくい市場」の隣には恩納村博物館があります。

博物館あるあるですが、閑散としていて静かな恩納村博物館。おそるおそる受付に進むと、係員さんもおそるおそる中から出てきて「どうぞ」と促してくれました。

3つのエリアに分かれています

まず入ると展示まで広がる窓から海が見える展示ホール。日の光がホールいっぱいに広がる心地の良い空間です。こちらではパネル展や写真展、サンセットコンサートなどが行われているそう。この日は昆虫の標本がたくさん展示されていました。

ホールから左手に進むと恩納村の歴史を学べる常設展示室と、その向かい側に企画展などを行う企画展示室が続きます。

常設展示室の入り口。すでに見えてる漁師の人形にビクッとなります。

常設展示室の内容

博物館のメインはやっぱり常設展示室。地域の生活やその歴史を知ることができる展示物が盛りだくさん。
やっぱり沖縄なので海と生活は切り離せない関係ですが、地域によって漁の違いや名称の違いもあるのが面白い。
例えば夜の潮干狩り「イザリ」は伊是名島では「イジャイ」と言われていますが、恩納村では「イザイ」と言うそう。

畑中心の生活でイザイは楽しみの一つだったそう。
やかん代わりの貝。直火なの?コゲないの?とかいろいろな疑問が湧いてきます。

自然にあるものを使って道具を作り出したり、自然から命をいただくことで過去の時代を生きていた人がいたからこそ、現代に続いているということが分かりとてもありがたみを感じます。

恩納村と言えば有名な歌人「ナビー」の作った歌も紹介しています。
松金って伊是名島の?と思ったけどどうやら別人のようでした。

常設展示室は第1展示室〜第3展示室まで

なんと残念なことに第2展示室はしばらくお休み。

【常設第2展示室休室のお知らせ】
常設第2展示室「シマのくらし」は展示リニューアル工事のため、下記の期間休室いたします。
休室期間(予定)2024(令和6)年12月24日~2025(令和7)年4月30日
※常設第1展示室、第3展示室は見学できます。


恩納村文化情報センターも併設

隣にある建物の恩納村文化情報センター1階にある観光情報フロアでは、恩納村の観光情報を提供。お気に入りの情報を集めてマイマップを作成したり、キオクボードというタッチパネルでここにしかないローカル情報が手に入る。

2階の図書館情報フロアでは「海を眺めながら読書の時間を」というコンセプトで本を読めます。しかも村外の方でも利用登録すれば本の貸し出しが可能。(貸し出し期間は2週間)恩納村の海をイメージした「おはなしの部屋」は靴を脱いで利用できるので、赤ちゃんと一緒に絵本を読んで過ごせます。
※イベントなどで利用できない場合あり

ここの図書館は文科省の「子供の読書活動優秀実践校・園・図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」を2024年(令和6年)に受賞。展示・企画展やイベントなどを積極的に行うことにより、子どもの読書意欲を高める活動を行なった学校などが評価される賞で、恩納村情報文化センターは年間100テーマ以上の展示・企画展を実施したそう。
ほぼ毎週何かしらやってるってことですね。

3階の展望室は飲み物を飲みながら休憩できるスペースがあり、晴れた日には伊江島も望める絶景スポットとなっています。

村外の人にも優しい癒しスポット

地域の歴史が学べて、観光情報が手に入り、海が見える絶景を楽しめる。なのに同じ海沿いの北谷ほど混雑はしない最高の癒しスポットではないでしょうか。ちょっと静かに過ごしたいときにオススメの複合施設です。

常設展示室の入り口横には龕もあった。
龕コレの記事はコチラ!

恩納村博物館
〒904-0415 恩納村字仲泊1656番地8 2階
【入館料】無料
【時間】9:00~17:00(最終入館16:30)
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、6月24日(慰霊の日の翌日)、年末年始

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