
サイゼリヤって何だろう?
noteでいつもお世話になっている福島太郎さん。
遅筆な私の作品を辛抱強く待ってくださっている。
時には励ましの声をかけていただく。
のんびりやっているメンバーシップにも入ってくださった。
誰かに応援していただいているからこそ、作品の続きを書く気になれる。
本当にありがたい存在です。
そんな福島太郎さんが企画したのがこちら。
これを読んだとき、私は思った。
サイゼリヤって何だろう?
調べてみると、サイゼリヤとはイタリアン・レストランのチェーン店らしい。
沖縄にはサイゼリヤが進出していなかったので、私はその存在を知らなかった。
それにしても、なぜ福島さんは、サイゼリヤの企画をたてたのだろう?
企業の公式企画ではなく、福島さん個人による非公式の「サイゼ文学賞」としたようだ。
「サイゼ文学賞」とは、公式と間違えられないようにするために福島さんが作った言葉。
いかにも真面目で配慮深い福島さんらしい。
サイゼリヤはそんなに魅力的なレストランなのだろうか?
疑問に思っていたところ、福島さんのこちらの記事を読んで理解した。
サイゼリヤは福島県に「自社農場」と、食品製造を行う「福島工場」を設置され、自社農場を通じて地元農家さんとも契約をしていただいています。この自社農場は東日本大震災の前から運営されていまして、東日本大震災直後には出荷自粛をしましたが、撤退することなく、逆に2011年のうちに被災地である仙台市での野菜生産を始めるという支援をしていただきました。
東日本大震災直後には「福島県産」ということで、害悪な汚染物質、危険なものであるような報道や、心無い人の対応もありました。工業製品、人や物まで根拠がない悪意ある風評被害を受けました。福島県から撤退した企業があり、転居した人もいました。
そのことは心身や企業経営を護る為には仕方がないことと考えていますので責める気持ちはありません。ただ、10年以上過ぎても私は悲しい事象があったことを忘れることができません。
そのような時期に、サイゼリヤは撤退するどころか、被災地での雇用を守り続ける姿勢を貫き、今も福島県産の食材を活用してくださっています。コストやリスクを超えた経営判断をされたのではと感じています。
そうだったのか。
そんな事情があったとは知らなかった。
ひとつの企業が福島県の方々に、こんなにも勇気を与えていたのです。
苦しいときに寄り添ってくれたからこそ、福島さんはサイゼリヤのことを大好きになったのでしょう。
企業が社会や地域の一員として貢献したあり方に、感動させられました。
そんな福島さんが大好きなサイゼリヤで、私は一度ぜひ食事をしてみたいと思いました。
今度、本土を訪れたときにはサイゼリヤに行ってみようと思います。
ぜひ沖縄にも出店してくれるといいのになぁ。
それにしても福島さんが個人で応募を呼びかけた、この企画。
続々と参加者が増えているようです。
これもひとえに福島さんの厚い人望のおかげでしょう。
福島さんは文学フリマにも参加していて、多くのnoteクリエイターの方々と交流があります。
この前はXでスペース対談しているのを見かけました。
気になって匿名でこっそり拝聴しちゃいましたが、福島さん、あれは私です。
とにかく、たくさんのクリエイターの方々から慕われている福島さん。
今後のご活躍が楽しみです。
福島さんは小説を書いていて、Kindle出版もされています。
最新作はこちら。
「カイギュウがいた村」です。
とりあえず一気に書き上げた作品だそうです。
細かい修正や追記などはこれからとのこと。
最後に私の作品も紹介してくださっていたので驚きました。
人と人とのつながりや、作品のご縁を大切にする方です。
福島さんのような方にファンになっていただき、私もありがたい限りです。
福島さんが企画した、第一回サイゼ文学賞(非公式)は令和7年2月11日までの募集だそうです。
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