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首里城2022年秋⑤

2022年秋、現在の首里城はどうなっているのか!?を記事にしています。

前回はこちらです。
首里城2022年秋④

はじめから読みたい方はこちらです。
首里城2022年秋①

わたしが立っている場所は下之御庭(しちゃぬうなー)と呼ばれています。正殿前広場の御庭(うなー)の手前の広場です。

案内板によると、下之御庭(しちゃぬうなー)は正殿前でおこなわれるさまざまな儀式の控えの場だったそうです。

この庭には次の施設がありました。
系図座(けいずざ)・用物座(ようもつざ)、首里森御嶽(すいむいうたき)、京の内(きょうのうち)、奉神門(ほうしんもん)。

こちらの建物は何でしょうか……?

あれ……?

だれか寝ている……?

あら……

これはこれは……

寝ていたのは大龍柱(だいりゅうちゅう)でした。
正殿の火災に耐えた龍の柱です。細粒砂岩でできていて、今はひび割れなどを補修中だそうです。

現在、沖縄ではこの大龍柱の正しい向きをめぐって、研究者の間で激しい論争が繰り広げられています。一市民としては、異論をとなえるからといって相手の名誉を傷つけることがないように、冷静に議論してもらいたいなと感じています。

こちらは首里森御嶽(すいむいうたき)です。

首里森御嶽(すいむいうたき)

案内板にはこう書かれていました。

首里森とは首里城の別称で、御嶽とは沖縄の聖地または拝所のことです。琉球の神話では、この御嶽は神が造った聖地であり、首里城内でもっとも格式の高い拝所の一つです。城内にはここをふくめて「十嶽」と呼ばれる10か所の拝所があったとされています。
国王が城外の寺社に出かけるときにこの御嶽で祈りをささげ、神女たちが多くの儀礼を行いました。
石積内の植物はガジュマルやクロツグです。1997年に復元されました。

塀の向こうには、京の内(きょうのうち)などがあるようですが、今回は見に行けなかったので、次の機会に行こうと思います。なにせ首里城の敷地内は広いので!

こちらに見えるのは……

納殿(なでん)
君誇(きみほこり)

奉神門(ほうしんもん)です!

奉神門(ほうしんもん)

奉神門(ほうしんもん)といえば、『球妖外伝キジムナ物語』でイナフク婆が消えてしまった場所ですね(笑)!こちらの回で書きました。

まだの方は、ぜひ読んでみてくださいね☆

案内板を読んでみましょう。

奉神とは「神をうやまう」という意味です。別名「君誇御門(きみほこりうじょう)」ともいいます。
向かって左側は薬・茶・タバコなどを扱った「納殿(なでん)」、右側は場内の儀式などに使われた「君誇(きみほこり)」という部屋になっていました。3つの入り口のうち、中央は国王や中国からの冊封使などの身分の高い人だけが通ることができました。

奉神門(ほうしんもん)の中に入るには、入場料を支払う必要があります。こちらでチケットを購入しました。

あら……?
これは何かしら?

奉神門前の天水甕

これは天水甕(てんすいがめ)だそうです。

案内板によると、少なくとも4基の大きな甕が地中に埋まるように設置されていたそうです。消防用の水を貯めていたと推測されているようですが、今回の火事では活躍できなかったのかな……。

さあ、いよいよ奉神門(ほうしんもん)に入ってみましょう。
ここから先には燃えてしまった正殿などがあります。
現在どうなっているのでしょうか?


いざ!

奉神門(ほうしんもん)の中央口は閉ざされていたので、左側の入り口を通りました。

やっぱり中央は身分の高い人が通るものとして、普段は閉じているのかな?と思って、入り口のスタッフの方に聞いてみると
「工事中だからです」
とのお返事でした。
ふふふ☆

次回、火事の現場にいよいよ到着します。

首里城2022年秋⑥終

ららみぃたんさんたちの企画した「noteで文化祭」へ参加させてもらっています。

#noteで文化祭展示コーナー
#秋だからやってみた

人と人との温かい交流を信じて、世界が平和になるように活動を続けていきたいと思います。