いろいろな人生と物語#世界2.0 メタバースの歩き方と創り方
今よりもっと若いとき、わたしは無我夢中で生きていました。
ささいなことで苦しんだり悩んだり。周りのことが見えなくて、毎日をやりすごすのに必死でした。
でも年齢を重ねていくうちに、毎日を楽しく過ごせるようになっていきました。
経験をつんで、いろいろなことが理解できるようになったからだと思います。
視点を高くもてるようになったから。
今は苦しいかもしれないけど、長い人生の中では一瞬のことだと思えるようになったから。
自分の人生が終わりに近づいたときに、過去を振り返る人は多いのではないでしょうか。
良いこともあったし悪いこともあったと思います。
楽しかったという人も、こんなはずじゃなかったという人もいるかもしれません。
人生という自分だけの大事な物語。
人は誰しも物語を必要とするのではないでしょうか?
もしも、まったく別の人生を送るとしたら、どう思いますか?
自分が思い通りに描く、物語の主人公になれるとしたら?
それもひとつだけではありません。
いくらでも可能です。
この本を読んで、近い将来、メタバースではそれが可能になるかもしれないなと思いました。
少なくとも著者は、本気でそれを実現することを考えているのだと。
本気で世界を創り出そうとしているのだと。
最近よく耳にするようになったメタバース。
メタバースとはなんなのでしょう?
こちらの本には、次のように書かれていました。
メタバースがバズワード化?
バスワードって何?
さらにネットで調べてみると、
バズワードはもっともらしいが実際には意味があいまいな用語・・・
うーん?
さらによく分からなくなってしまいました。
でも本を読み進めていくと
そうなんだ……
世界経済を揺るがすほどのインパクト……
バズワード恐るべし。
今、メタバースが世界中から、ものすごく注目されていることがわかりました。
著者は警告しています。
ぼんやりしている場合ではない。日本はメタバースに乗り遅れるべきではないと。
そして世界を創り出すためには、生態系について理解しなければならないと書かれていました。
すごく本気で真面目に考えているのだなと思いました。
一番興味をもったのは、インターネットでは中央集権的であったものが非中央集権的・分散的な流れになりつつあるとのことでした。
中央に集まっていた権力が、どんどん分散されつつある。
そのことはお金の流れを見て、現実世界で何となく実感していました。
今まではテレビの人気タレントが一人でものすごい額を稼いでいたけど、人々はだんだんテレビを見なくなり、インターネットのユーチューバーやインフルエンサーが稼ぐようになりました。それからさらに、ひとりひとりの個人がインターネットで少しずつ稼ぐようになっている。
メタバースで新しく創り出される世界では、権力は分散的になる。そのときに世界をどう維持していくのか、ひとりひとりがクリエイターになって世界を創造していかなければならない。
そんなふうな感想をいだきました。
著者が真剣に向き合って書いた本だと思います。
とっても濃い内容です。
おすすめです⭐️
#読書の秋2022
#世界2 .0メタバースの歩き方と創り方
人と人との温かい交流を信じて、世界が平和になるように活動を続けていきたいと思います。