香祭(かばーさい)2023.3.26
食で地域を元気にする「やんばる畑人プロジェクト」のフードフェス、香祭(かばーさい)が2023.3.26に開催決定。
丸12年という活動の節目の開催ということで、今回のテーマは「原点回帰」
「やんばるは美味しい」を世界へ発信して、世界一豊かな地域「やんばる」を目指そう!と、ただただその夢に向かって前だけ向いて走っていた発足当時の気持ちを呼び起こす。
続けることの難しさ
この12年の間に、たくさんのフードイベントが沖縄じゅうで開催されてきたが、民間が主体となって続いてるものは、ほんのわずかしかない。立ち上げ当初のモチベーションを維持し続けるのは、本当に難しいと思う。
それは、当プロジェクトも同じ。毎月開催している定例会は、月日を重ねるごとに参加者が減り、要返信の連絡事項についても回答を得られないことが増えていく。ここ数年は、コロナということもあり私自身、「それどころではない」という気持ちになったこともある。それぞれ立場や環境の違うメンバーで構成されているので、しかたないと言ってしまえばそれまでだが、「繋がり」こそがやんばる畑人プロジェクトの最大の利益でもあるので、この状況を打破するべく知恵を絞る毎日だ。
それでも続けてこれたのは、、
それでもなんとか続けてこれたのは、頻繁に参加できなくても、あの時の気持ちが心のどこかにちゃんと残っている仲間たちと、運営側のチームが未だに夢を追い続けているところだと思う。
「沖縄は塩も砂糖も採れる。やんばるは畜産も盛んで、周りを美しい海に囲まれていて水産も元気。そして山を通って流れるキレイな水で育った野菜たちは本当に美味しい。ここに亜熱帯多雨林という奇跡の気候で、スパイスまでもやんばる産で採れれば、全ての食材をやんばる産でお客様をおもてなしできる!」
この言葉が12年間という時間にも薄れることなく私の頭には鮮明に残っている。
「たくさん集客をして、たくさん売って、たくさん利益を出す」ということももちろん大事だが、香祭には、そんな核となるテーマがあり、メンバー全員がそのことを大事に思っているところが、ここまで続けてこれた要因だと思う。
今だからこそ香祭にきて感じて欲しい
お金を出せば、世界中の美味しいものが、当たり前に手に入るという時代に
地元の素晴らしい産物に、もう一度光をあてることで、生産者は元気を取り戻し、第一次産業が地域全体を盛りあげ、その豊かさに触れたくて観光のお客様が増えるという地方創生の取り組みでスタートしたプロジェクトだが、昨今の世界を見渡すと、当たり前が当たり前でなくなりはじめているように感じる。
私が生まれる前は、
「それしか食べるものが無かった時代」
から今の、
「世界中の食べるものがお金さえ出せば手に入る時代」
そしてこれからは、
「そこに訪れることでしか味わえない価値の時代」
がやってくると思う。
そんなこれからの時代に「香祭」がある。
お金も大事だけど、それと同じかそれ以上の「価値」を香祭で感じでいただけたら嬉しい。
これから2か月ちょっと、参加店舗やイベント内容などは、Instagramで発信していくので、ご興味ある方はぜひフォローしてみてください。