支援事例「あわもり珈琲」開発したい
酒造所とコラボ 販路拡大
◆ 企業名 あめいろ食堂
◆ 業 種 カフェ
◆ 所在地 沖縄県那覇市樋川1の7
◆ 資本金 個人事業主
◆ 創 業 2010年5月
◆ 従業員 2人
【相談】
宇浦恵子さんと隆通さんは古民家を利用し食堂を営んでいる。自家焙煎しているコーヒー豆のラインナップに泡盛の香りがするインフュージョンコーヒーをメニュー化したいので商品開発においてアドバイスが欲しい。
【回答】
那覇市樋川の路地裏にひっそりとたたずむ古民家風建物のあめいろ食堂。豚のしょうが焼きやサバの塩焼きなどほっとする家庭の味を提供し、自家焙煎コーヒーにもこだわっている。
焙煎担当の隆通さんはテレビで見たインフュージョンコーヒーに興味を持ちご自身でも開発に着手された。インフュージョンコーヒーとは、コーヒー豆にさまざまなフレーバーや香りを加えたものである。あめいろ食堂ではコーヒー豆を泡盛に漬けることで風味を移して焙煎する。焙煎後は香りだけが残りアルコール分は一切含まれないのでお酒を飲めない方でも楽しめるコーヒーとなっている。
よろず支援拠点へ相談に来られた時の試作品は、泡盛とコーヒーの香りの印象が若干弱い印象だった。使用するコーヒー豆に合う泡盛の選定を突き詰め、酒造所からの認定を受けられる様にする事で販路がさらに広がる可能性もある。
誰に対しどのように売っていくかを見極めるために店舗内での試飲やアンケートの実施、SNSを利用して来店およびアンケート参加を呼び掛ける方法も提案。さらに、あめいろ食堂らしさがあり、わかりやすい商品名をデザインするようアドバイスした。
それを受け、複数の泡盛を使用し試作を重ね、最終的に地元那覇市にある瑞泉酒造の「瑞泉」を使う事で納得のいく「あわもり珈琲」が完成した。瑞泉酒造からもコラボを認められ、店内だけでなく今後お土産品として販売先を増やしていく予定である。
「あわもり珈琲」の袋を開けた途端まるで泡盛を飲んでいるかのような錯覚を覚える。それでいて決してコーヒーの香りを邪魔せず楽しめる。ぜひとも夜の食後に、沖縄を感じながら味わっていただきたい。
問い合わせはあめいろ食堂、電話098(911)4953。
(よろず支援拠点コーディネーター・川上真味)
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。
ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください
詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12712122.html
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