4種類のウコンの特徴
一般的にウコンは、春ウコン・秋ウコン・紫ウコン・白ウコンが知られています。それぞれ特徴があり、その特徴に合った方法で利用されています。
春ウコン:沖縄では春にピンク花を咲かせます。生薬名を姜黄(キョウオウ)といいます。一般的には五臓六腑にいいとされ、漢方薬では上薬に類する強い苦みが特徴のウコン。また、「精油成分」・「ミネラル」が豊富に含まれているのが特徴です。精油成分は殺菌作用が強く胃の健康を守り、抗酸化作用が強いと言われています。
カルシウム・カリウム・鉄・マグネシウム・リンなとミネラルを豊富に含みます。
秋ウコン:春先から初夏に白い花を咲かせます。日本では沖縄で広く栽培されており、根茎の断面がオレンジ色をしているのが特徴です。沖縄では鬱金(ウッチン)の愛称として親しまれています。
着物の染料やカレー粉、たくあんの色付けとしても調味料として幅広く使用されています。
紫ウコン:初夏にピンク色の花を咲かせます。日本では屋久島や沖縄で栽培されており、生薬名を莪朮(ガジュツ)といいます。近年の研究では胃腸の働きを整える作用があるとされ、ダイエットサプリメントとしても使用されています。
別名ハナショウガと呼ばれる白ウコンは、つくしのような花が特徴です。
国内ではほとんど栽培されておらず収穫量も少ないたいへん珍しいウコンです。白ウコンには「クルクミン」がほとんど含まれていませんが、「ゼルンボン」という注目の精油成分が含まれています。ゼルンボンは香料や抗菌剤にも応用できると期待されている成分です。