~薬草紹介~ ゲットウ
沖縄の生活には欠かせない薬草ですね♪
通信部の永松です!
毎年食べられるムーチー、私はついつい何個も食べてしまう程好きでして、、、(笑)
本日は『ゲットウ』のご紹介です☆
ショウガ科の多年草。
九州南部の大隅半島~沖縄、小笠原諸島の海岸近辺の山野に自生し、中国南部・台湾・インド・マレーシアにも分布しています。
その高さはなんと2~3メートルにもなり、果実は蒴果(さくか)で卵球形をしています。沖縄では、開花するまで3年かかるということから「サンニン」との愛称で親しまれ、旧暦の12月8日には、厄払い・健康祈願を目的とし、ゲットウ(月桃)の葉で餅(ムーチー)を包み蒸したものを食べる風習があります。
また、中国ではゲットウ(月桃)の花が美しいことから艶山姜(えんざんきょう)の漢名で呼ばれています。
沖縄地方では民間療法としても利用され、古くから生活と共にある薬草です。また、和紙への繊維利用や、赤土流出防止の目的で植えられることもあり、暴風・防潮林の効果も大きいようです。
有効成分は、ゲットウ(月桃)の種子に芳香性の精油、精油分にはパルミチン酸・シオネール・セスキテルペンアルコールなどを含んでおります!