MMD6

MMD(マグネシウムマジ大事)はまだまだ続きます。

今回は慢性疲労症候群や化学物質過敏症、喘息に関する項目です。
慢性疲労症候群や化学物質過敏症の方々は、医者の理解が少なく頼りないので自分で勉強するしかない、と思っている方がほとんどかと思います。そのような方々にマグネシウムの重要性について参考になればと思います。
慢性疲労症候群や化学物質過敏症、喘息ではない人たちにも、今回もとても重要なことが結構書かれています。

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・マグネシウムは慢性疲労症候群、線維筋痛症、環境病、老化に対しても大きな役割を果たすと考えられている。

・第一次世界大戦で負傷した兵士の傷に適切な消毒液を求めていた際、塩化マグネシウムを外用すると優れた治癒能力が見られた。

・塩化マグネシウムによって強化された殺菌力は、他の溶液に比べて180%もの増大を示している。

マグネシウムはがんに対する「ブレーキ」役の働きをする。

塩化マグネシウムが前立腺肥大症を的確に治癒させる。

・加齢とともに、体内組織のカルシウム量がマグネシウムの3倍を超える。したがって、マグネシウム欠乏が早老の一因である。

体臭は正常な腸内細菌のアンバランスによるもので、理由はともかく、マグネシウムはそのバランスを回復させるのである。

<慢性疲労症候群、線維筋痛>

・慢性疲労症候群と線維筋痛の患者には、マグネシウム欠乏が共通してみられる。

・慢性疲労症候群と線維筋痛の治療では、マグネシウムが大役を果たす。

・マグネシウムは疲労、筋肉痛、慢性疲労症候群中の化学物質過敏症、線維筋痛を軽減させる。

・免疫系が正常に機能するのに必要なミネラルやビタミンが全般的に失われることが、免疫系がストレスを受ける原因の一つである。

・慢性疲労症候群治療薬の研究における盲検試験において、2週間で疲労が軽減し、それとともに筋衰弱、けいれん、集中力不足、過敏症が改善したケースは、グリシン酸マグネシウム300mgを1日2回投与されたケースであった。

・他のいくつかの研究でも、慢性疲労症候群の治療に果たすマグネシウムの有効性が確認されている。

・著者の経験によれば、線維筋痛をもつ人も適量のマグネシウムを摂ることにより、症状の50%をなくすことができる。

食品加工で最も大きな被害を受けるのが、マグネシウムである。

・(添加物等の代謝における)中間代謝産生物は、ときおり元の物質よりも毒性が強いことがあるため、身体に過敏状態・過剰免疫状態を作り出してしまう。

・この種の異質な化学物質から身体を護ろうとして、その段階でマグネシウムが使い果たされてしまう。

・多くの医薬品の副作用がマグネシウム欠乏と関連しているかもしれない。身体がこの種の医薬を解毒しようとする過程でマグネシウムが枯渇してしまうからだ。

・炭酸飲料やジャンクフードの酸性度のせいで、ひっきりなしに身体内のpHの均衡を取る必要に迫られ、やはりマグネシウムが使い果たされてしまう。

マグネシウム欠乏がぜんそくを悪化させる。

うつ病は、医薬・合成食品・感染症により、体内に化学物質が蓄積したことが、直接的原因となって起こることがある。脳にマグネシウム欠乏があると、もはやアスパルテームやグルタミン酸ナトリウム(MSG)といった化学物質の猛攻撃から防御することができなくなる。

マグネシウム欠乏は慢性疲労症候群と線維筋痛のあらゆる症状を悪化させることが知られているし、マグネシウム摂取量を増やせば、大勢の患者で健康回復が促進されることも判明している。

マグネシウムは免疫系を強化し、病原菌に対する抵抗力を強化する最善の方法の一つである。

・運動は乳酸を蓄積させるが、ある特定の酵素によってこれが一掃されない限り、さらに痛みが激しくなる。実はこの酵素もマグネシウムを必要としているのである。

・鎮痛剤を代謝する過程でもマグネシウムが奪われる。

・筋肉に乳酸が蓄積すると疼痛の原因となるが、1日に2回300mgのマグネシウム元素で治療することができる。

・毒素が溜まると関節炎になることがある。神経が神経毒で刺激を受けると、ミエリン鞘(髄鞘)が失われ始め、多発性硬化症に至る可能性がある。自己免疫疾患は、毒素の体外排出のためのマグネシウムなどの栄養素欠乏によって生じる毒素堆積の最終段階だというのが真実かもしれない。

セロトニンが産生され、脳細胞にこれが取り込まれるためには、マグネシウムが不可欠の要素となる。

・アドレナリンやストレス物質が増大するとマグネシウムの損失が加速される。

・マグネシウムの補給で疲労が軽減されることが多い。

・マグネシウムを必要とする多くの酵素系の中でも、最も重要なのが、エネルギーの産生と貯蔵を司る諸酵素である

・慢性疲労症候群と線維筋痛の治療では、イースト菌の異常繁殖と過敏性腸症候群(IBS)に本気で取り組む必要がある。

マグネシウムオイルにはDHEAの体内産生量を増大させる働きがある。

・著者の経験からすれば、マグネシウムを用いることと、イースト菌の異常繁殖を処置することにより、慢性疲労症候群と線維筋痛患者の70~80%に全般的改善が見られる。さらなる改善を実現するには、甲状腺ホルモンの不足、エストロゲンの過剰、さらに重金属の毒性に対処すればよい。

<環境病>

・全面的、部分的の相違はあっても、化学物質過敏症の原因はマグネシウム欠乏にある

マグネシウムは有毒化学物質の解毒(無害化)を助ける。

・マグネシウムは重金属と結合し、対外排除を助ける。

・シェリー・ロジャース博士の基本原則の一つに、化学物質過敏症の諸症状は、それに全面的か部分的化の別はあっても、すべてがマグネシウム欠乏によって作り出されている

同じ化学物質を解毒する際、その能力の個人差は500倍にも達する。

環境有毒物に対するアレルギーや過敏症が、ゆっくりとひどくなっていく人たちでは、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、はては、がんが発症してから、ようやく病気になったことに気付くことになる。

マグネシウムは神経保護作用物質である。

・1989年に世界保健機構(WHO)は、がんの原因について確固たる見解を示し、最大で80%のがんが環境の影響によるものだと述べている。

・今やわれわれは体内細胞に500種類以上の化合物を取り込んでしまっているが、そのうちのいずれもが1920年以前にはまったく存在しなかったものである。しかも、「そのどれをとっても、(それ以下なら危険はないという)安全量はない」

・マグネシウムは体内の325種類以上にも及ぶ酵素系で機能を果たしている。そのため、体内の諸酵素が麻痺してしまうと、エネルギー産生、解毒作用、脳や神経の保護といった、酵素本来の根源的な機能を果たすことができなくなってしまうのである

・口腔内のアマルガムの数と、脳を含む人体組織内の水銀量との間には有意な正相関が見られる。水銀は腎臓から激しくマグネシウムとカルシウムを排泄させる。

妊娠中に長期にわたり胎児が水銀に汚染されると、たとえそれが低濃度であっても、回復不能の発達障害の原因となることがある。妊娠中は胎盤や胎児の組織のマグネシウム濃度は必然的に増大する。

・デボラ・ベイカー博士によれば、博士の患者のほぼ85%に対して、水銀解毒の手順の一つとして、1日に300~500mgのグリシン酸マグネシウムを何回かに分けて投与しているとのことである。マグネシウムを摂っていると、筋肉痛も軽くなることを患者がよく口にしている。

・マグネシウムの摂取量が増えると、尿を通して鉛が排泄される

・マグネシウムがカドミウムの尿経由の排泄量を増大させる

・マグネシウムレベルが適正であれば、アルミの毒性作用も予防される可能性がある

・マグネシウムレベルが低いと、この種の重金属が体内に滞留し、腎臓・心臓の組織と結合し、(特にアルミの場合は)血流に入って血液脳関門を通過してしまい、脳細胞を破壊するのに至るのである

体内エルルギーを増進させ、身体がもつ解毒システムを十分に働かせるためには、マグネシウムが欠かせない。

有機農場といえども、酸性雨・地下水汚濁・大気汚染にさらされている。そうなると、例外なく私たち全員が、体内に存在する疑わしい化学物質の解毒に積極的に取り組まねばならないことになる。

・毒素の排除を目的とした絶食は推奨できない。脂溶性の化学薬品が脂肪細胞に蓄積され、そのため脂溶性化学薬品が体内循環系から閉め出されてしまうことになる。絶食やダイエットをしようとするとき、エネルギーを産生するべく蓄積脂肪が分解されるので、化学薬品が外へ流れ出してくる。頭痛、吐き気、めまい、過敏症は、単に食べ物の不足で起きるだけではなく、毒素が血流中にあふれ出してくるために起きることもある。

・単に汗をかくことだけでも、何百種類という有毒物質が除去される。

<ぜんそく(喘息)>

・ぜんそく、その他の気管支疾病をもつ患者の多くにマグネシウム欠乏が見られる。

ぜんそく治療に用いられている多くの薬品が、マグネシウム欠乏を招き、症状を悪化させるに終わっている。

マグネシウムは、ぜんそくに対する優れた治療薬である。マグネシウムは気管支拡張剤であり、抗ヒスタミン剤で、体内のヒスタミンレベルを自然に低下させてくれるからである。

・マグネシウムがなければ、ぜんそくが慢性化することがある。

・ステロイド薬はマグネシウムを消耗させ、ナトリウム貯留、ビタミンDの抑制をもたらし、亜鉛・ビタミンK・ビタミンCの尿中排泄を増大させる。

・細胞マグネシウムのレベルが低い患者ほど、気管支けいれんの発症例が多かった。

・マグネシウムはいくつかの抗喘息作用をもっている。マグネシウムは気道を弛緩させ、筋肉を伸ばし、肺を拡張させる。まあた、気道の炎症を緩和し、けいれんの原因となる化学薬品の作用を抑制し、さらには一酸化窒素のような抗炎症物質を増大させる。

・マグネシウム不足によって、ぜんそくと慢性閉塞性気道疾患の双方が発症する可能性がある。

・喘息のためのサプリメントとして、クエン酸マグネシウム300mgを1日2回内服等推奨されている。
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今回も大変興味深いことが結構書かれていました。

まず「ミエリン鞘(髄鞘)」という言葉が出てきましたね。
この言葉、これまでもブログにたびたび出てきています。
認知症はミエリン鞘の破壊によって起こるといわれるミエリン仮説が主流になりつつありますが、コロナ後遺症やワクチン後遺症によるブレインフォグ、脳機能低下もミエリンに影響が出ている可能性があるといわれています。
ちなみにミエリンには「Mガード」というサプリメントがあります。

また『マグネシウムオイルにはDHEAの体内産生量を増大させる働きがある。』というのも気になりました。
DHEAは別名「若返りホルモン」ともいわれています。
血液検査でも調べることができますが、高齢者の方でも元気な方は結構高い数値が出たりします。
逆に40代などでも疲れ切っていたりすると低い数値のこともあります。
DHEAは副腎から分泌されるホルモンで、副腎機能を見る指標の一つにもなります(これだけでは十分ではありませんが)。
ちなみにDHEAからテストステロンやエストロゲンができます。
DHEA補充によって抑うつ症状が改善するという研究結果が複数出ています。

次に、『化学物質過敏症の原因はマグネシウム欠乏にある。』と言い切っているのですね。
スゲぇなぁと思いました。
以前電磁波のことも書きましたが、電磁波でもマグネシウム欠乏になるリスクがありますし、逆にマグネシウム欠乏によって電磁波過敏症になるリスクもあるかもしれません。

『同じ化学物質を解毒する際、その能力の個人差は500倍にも達する。』
とも書いてありましたが、これすごく重要ですね。
解毒能力は人それぞれ違うのです。
ですから同じ毒を浴びても、病気が発症する人、しない人がいるのですね。
例えばインフルエンザワクチンには水銀であるチメロサールが含まれているものがありますが、解毒能力が高い人は問題ないかもしれません。
しかし解毒能力が低い人の場合、毎年毎年打っていたら、せっせと脳に水銀を貯め込んでしまっている可能性があります。
そうなればいずれ認知症やパーキンソン病などの神経疾患になるリスクにつながると思っています。
そして結構リスクが高い職業の一つが「歯科医」ではないかと思っています。
金属とか削ったりしますからね…。微細な金属の粉末を吸い込んでしまっている可能性があります。

『環境有毒物に対するアレルギーや過敏症が、ゆっくりとひどくなっていく人たちでは、ぜんそく、アトピー性皮膚炎、はては、がんが発症してから、ようやく病気になったことに気付くことになる。』
ここの部分も重要だと思い赤文字にさせていただきました。

「環境有毒物に対するアレルギーや過敏症が、ゆっくりとひどくなっていく人たちでは」ってところがすごく大事だと思っていて、つまりは自分の頭の中でシェディングのことがビビビときました。
従来のmRNAワクチンによるシェディングによって、多くの方が様々な症状に悩まされています。
このブログを読まれている方はみな何らかの対策をしていると思うので心配はないと思いますが、「症状=体からの警告」に気付いていない人、あるいは気付いていても無視している人が心配です
スパイクタンパクだか酸化グラフェンだか知りませんが、一部の接種者からエクソソームとして出てくるものの中身は「環境有毒物」と言っても差し支えないでしょう。
あの異常なニオイ、特にATM周辺の強烈なニオイとか、外でも強烈なニオイに遭遇します。
もはや環境有毒物です。
何も対策しなければ、ゆっくりと体が蝕まれ、なにか発症してからようやく病気になったことに気付く、ということになってしまうのではないかと危惧しています。

ちなみにシェディングを受けている方々の中には、「あたかも自分が化学物質過敏症にでもなってしまったのではないか?」と感じるときがあるかと思います。
結局これも強い「マグネシウム欠乏」によるものだったかもしれません。
もともとマグネシウム不足の人が多いことに加え、以前にも書きましたが、シェディングでもマグネシウムが消費されてしまう機構があるように感じています。
頻繁に足がつる、なんてのはわかりやすい症状です。
他にも首や肩の筋肉が凝る、便が硬くなるなど。
気が滅入ってきたり抑うつ傾向になってしまう方もいますが、もちろん体調不良による慢性的なストレスから来ている可能性もありますし、上記には『セロトニンが産生され、脳細胞にこれが取り込まれるためには、マグネシウムが不可欠の要素となる。』とも書かれており、マグネシウム欠乏によってセロトニンがうまく活用されていない可能性もあります。

マグネシウムはエネルギー産生に重要な役割を果たしますが、シェディングによって得も言われぬ疲労感を感じることが多々あります。
これもマグネシウム欠乏による症状の可能性があります。

最後に「重金属の解毒」についてですが、上記の通りマグネシウムも重要な役割を果たします。
一番優しい方法ではあるけれど十分ではないでしょう。
ベースとして最低限必要、という感じです。
グルタチオンも重金属の解毒に有効です。
なんなら保険薬の適応に「金属中毒」があるくらいですから。国が正式に認めている効果・効能です。
もちろん先日紹介した「ToxinPul」というサプリメントも良いですし、グルタチオンとToxinPulのコンビはさらに良いかと思います。
強力に解毒したい場合は「EDTA」などでキレーション療法を行うことですね。
ただしEDTAなどを行う場合は強力なだけに、亜鉛など必要なミネラルも外に出ていってしまいます。
ですから摂取後・治療後は十分なミネラル補給を行わなければなりません。
何もしないとそれこそ得も言われぬ疲労感に襲われることになります。

QSS社から内服(液体)のEDTAが出ています。
十分なミネラル補給が必要だからという注意点もあるのでこれまで紹介してきませんでしたが、そろそろみなさんも知識豊富になってきたかと思いますし、今度こっそり販売ページに載せておきます。

ただ自分は、グルタチオン(+ToxinPul)でも結構解毒できるのではないかと思っています。
明らかに体調不良が重金属の影響であるとはっきりしているケース、いろんな治療法を試したけど何かスッキリしないケースのときなどにEDTAを試してみても良いかもしれません。
本来は体内の重金属を調べる検査をした方がはっきりしますが、結構検査代だけで高額だったりしますからね。
ちなみに重金属検査で毛髪で調べるという簡単な方法がありますが、あれだけではあてになりません
髪の毛は解毒器官の一つですから、髪の毛に重金属がたくさん検出されたからといって驚くことでもありません。
逆に「ちゃんと解毒できている」という証でもあります。
マグロを毎日食べているのに髪の毛に水銀がまったく検出されなかった、みたいなケースが一番ヤバかったりします。
体に貯め込んでいるということになりますから。
ですから実際には尿(蓄尿する)も調べないとわかりません。
毛髪検査だけで一喜一憂しないように気をつけてください。

無駄に医療機関の食いものにされないように、自分でできるケアなど役にたちそうな情報を大公開していきます。