まずは読んでいただこうと思って、長いスピーチ原稿を大幅に省略しながら書きました。セヴァン・カリス・スズキさんが知ったら、眉を逆立てちゃうかもしれませんが…。
この文章は、1992年(平成4年)開催の「地球サミット」(ブラジルのリオデジャネイロ)での12歳の少女 セヴァン・カリス=スズキ(カナダ)さんのスピーチの一部です。世界各国から集うた政治家や政府関係者や企業の方々を前に、12歳の少女が堂々と地球環境保護のために行動することを大人たちに訴えかけました。今から31年前のことです。
一読すれば、論理は明快、子どもたちに常日頃教えていることの竹箆返しを大人たちが食らったことは否めないでしょう。それは、政治家や政府や企業のお偉方ばかりを対象にしているのではなく、世界中の大人たちに対して熱意を込めて訴えかけているのです。
私は、心に染み入るそのスピーチに、満場の拍手喝采を浴びたと言う伝説のスピーチに、世界の動向の変化を期待しましたが、現実は遅々として改善されません。業を煮やしたトゥンベリさんは、歯に衣着せず、無責任な大人たちをなじり、罵り、憎みさえするのです。
2児の母親となったセヴァン・カリス・スズキさんですが、今もカナダの環境問題活動家、著述家として活躍しておられると言うことです。
※画像は、クリエイター・Yoichiro Ashidaさんの1葉です。説明に「気候変動に関するマーチに参加するアメリカの大学生たち(メイン州にて)」とありました。お礼申し上げます。