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No.1338 そうだったのか!

私の住んでいる団地のすぐ裏手は雑木林の小山です。団地に沿って小川も流れています。夏になると、白と黒の縞模様の長い靴下を履いた「ヒトスジシマカ」や今を時めくドローンに負けじと「ブーン」(「プーン」)と羽音を立てて寝室に闖入する礼儀知らずの「コガタアカイエカ」が、
「血い、吸うたろかー!」
と裏の茂みや庭の草花の陰から虎視眈々と我々を狙っています。
 
毎日のように洗濯物をおもての物干し竿に吊るすのですから、カミさんは格好の餌食です。ところが、昨年、今年と、あまり蚊に刺されません。というより、蚊を見かけません。蚊も暑さに参っているのでしょうか?
 
因みに。8月に入り、大分市の最高気温は、以下のようでした。土・日は「蚊」のスケジュール表にはないでしょうが、見やすくする意味で曜日も書きました。
1日(木) 36.5 晴
2日(金) 36.2 晴
3日(土) 36.9 晴
4日(日) 37.3 晴のち雲
5日(月) 35.4 晴のち雲
6日(火) 34.5 晴のち雲
7日(水) 35.8 晴
8日(木) 36.0 晴
9日(金) 35.4 曇時々晴
10日(土) 35.2 晴
11日(日) 34.0 晴
12日(月) 34.1 晴
13日(火) 34.3 晴
14日(水) 35.9 晴
15日(木) 36.5 晴
16日(金) 36.5 晴
17日(土) 34.7 晴のち雲
18日(日) 34.9 晴のち雲
19日(月) 28.8 雨のち雲
20日(火) 35.0 晴
21日(水) 35.0 晴

夏に繁殖し、伝染病などを引き起こす憎き「蚊」ですが、意外にも猛暑には弱いらしく、気温が35℃を超えると活動が極端に弱まるらしいのです。
 
アース製薬・虫ケア用品ブランドマネージャーさんが、次のように述べています。
「気温が25〜30℃になると蚊は活発に活動します。この気温だとわずか10日ほどで卵から成虫になるため、条件が揃えば爆発的に増えることがあります」
「しかし、30℃を超え暑くなると徐々に動きが鈍くなり、35℃以上の猛暑日は、植木の葉裏などの日陰に身を潜めています。実際、35℃以上になると刺されにくかったという実験結果もあります。ただし、日が落ちて気温が下がればまた活発になるので、無防備でいいわけはありません。蚊の対策をしっかりと行ってください」
 
大分では7月18日以降、35℃を超える猛暑日が続きました。蚊も「鳴りを潜める」しかなかったのかもしれません。

ところで、蚊に刺されやすい人とは、どのような人でしょう?
三重地デジ12ch(Z−CAN 猛暑 「蚊」がいない?)によると、
 女性よりも男性
 体温が高い人
 成人>青年>子供>新生児 (ただし60才以上の高齢者は刺されにくい)
 一般的にO型
にその傾向があると書いてありました。
 
(ただし60才以上の高齢者は刺されにくい)???
あらま!私は、更に10年以上も齢を食っています。
暑さと高齢者の「ダブル」で刺されなかったのか?

しかし、実際は、皮膚の弱くなった高齢者も蚊に刺されるそうです。ただし、蚊に刺された回数が多くなると、あまりかゆさを感じなくなることもあるのだとか。そうだったのか(蚊)!?
 
とは言え、血に飢えたやぶ蚊たちが、本懐を果たさぬまま、このまますごすごと引き下がるとも思えません。次第に朝夕は涼しくなって活動しやすくなります。「復蚊つ(?)秋の陣」でしょうか?
 
「ワンプッシュ 笑う家族に 泣く蚊族」
 第17回金鳥生活「川柳選手権大会」
 特選 原野きりんさん


※画像は、白子ちゃん日記さんの、「夏の風物詩蚊取り線香」の1葉をかたじけなくしました。お礼を申し上げます。