No.1401 お助け「どち」Time!
助けたり、助けられたり、友達って有り難いものです。
3学期制をとっている学校なので、ちょうど2学期の中間考査の真っ最中です。先生方の中には、「教師意外に質問するな!一番よくわかっているのは、先生なのだから。」とおっしゃる方もいるのでしょうが、生徒同士で学習し合うことをススメています。
その名も「お助け『どち』Time」。「どち」は「同士・仲間」の古語で、「仲間同士の学習」を呼びかけるものです。クラスメイトの中には、様々な教科に得手・不得手の人がいるでしょう。協力して問題を解きあったり、不明な個所を解明したりしようとするアクティブ勉強法です。「モヤッと」を「スキっと」に変えちゃおう!という試みでもあります。
「友を師と仰ぐ」放課後のこの主体的な居残り学習は、
〇一人で解決するよりも、複数の方が様々な解決法を学べる
〇得意な人から、より便利な「裏ワザ」なども楽しく学べる
〇問題を出し合うことで、一人でやる以上の刺激が得られる
〇敷居の高い職員室に行かなくても何とか疑問が解決できる
〇友達と学習することで、高揚感や学習意欲がより一層増す
などの効果が得られます。
先生に質問するのは、そうやって生徒達で頭を突き合わせて勉強しても適わない場合で良いのではないかと思います。もちろん、グループになじまず「一人で行う」ことの方を好む人もいます。その方が無駄がなく効率的だと考える生徒もいます。勉強法にも学問にも「王道」は無いのでしょうし、人のまねをしても、自分に効果があるとは限りませんから無理強いする気持ちはありません。ただ、身近な「師」の存在は有り難いものです。
高校時代、早くから出勤して来るA先生に数学の質問に行きました。既に数人の生徒たちが職員室前に並んでいます。昼休みにも行きましたが、質問の時間は限られました。そんな時、「数が苦」だった私は「数楽」だったZ君によく教えてもらいました。彼は、「数学恐怖症苦手散々居士」の私を邪険にせず、日田弁丸出しで教えてくれました。理屈と要領のよくわかっているZ君の説明は、もう一人の先生のようで、私の中のヒーローでした。
そんな経験と思いからの友を師と仰ぐ「お助け『どち』Time」に栄光あれ!
※画像は、クリエイター・みれのスクラップさんの「BingのImageCreatorで自動生成したイラスト。受験する猫」の1葉をかたじけなくしました。真剣なまなざしにやられます。お礼を申し上げます。