No.1466 古紙、見越して?
古紙リサイクルステーション「小池原U-BOX」なるものが設置されていたのに気づいたのは9月以降の事です。釣具屋さんの隣にある、駐車場としても十分使えそうな土地ですが、無料の古紙回収ボックス(付、アルミ缶回収箱)の立派な物がしつらえられてあります。画像は、先日撮ったその1枚です。
古紙回収箱の設置された土地の固定資産税や、定期的な補修・点検作業や古紙回収作業の人件費等々を考慮すると、常に手元不如意の一市民としては、他人事ながら容易なわざとは思われません。この世知辛い世の中に、これほどの施設を無料で活用させて下さるなんて、どんだけ太っ腹の人?(会社?企業?自治体?国?)コナンくーん!
そのシンプルで大きな出し入れ口や、スッキリしたBOXのカラーや、車の寄り付きの良いところなど、青空の元で輝きを放っているように見えました。
今年もあとわずかです。大分市の「ゴミ収集カレンダー」によると、我が地区の「古紙・布類」の収集日は、12月26日が今年最後で、新年は1月16日がその初めとなっていました。その意味で、大掃除の後に出た古紙の処理に活用する人が多いかもしれません。私も、その仲間入りすることでしょう。
パソコンの作業で、「困った時の右クリック!」とは情報の先生に教えられた言葉ですが、「困った時の古紙回収BOX!」も、大歓迎です。
「なにごとの おはしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる」
(どういう方がいらっしゃるかは知らないけれども、恐れ多く、そしてありがたい気持ちで一杯になり、涙がこぼれてくるよ)
西行(1118~1190年)は、『西行法師歌集』でそう詠んでいます。詞書(ことばがき)に「太神宮御祭日よめる」とあるので、伊勢神宮を参拝した時の詠歌だと言われています。
「なにびとの なされしことか しらねども かたじけなさに なみだこぼるる」
そんな気持ちにさせてくれる「幸せの黄色い古紙回収BOX」でした。