No.893 1円と5円とときどき10円
大金はないけれど、小銭なら持っています。
わが家にある「不二家ミルキーポコちゃんブリキ缶」は、平成の初め、子どもたちが幼かった頃に購入したものです。内側はすっかり輝きを失いましたが、今は、私が小銭入れとして使わせてもらっています。ちなみに、不二家のミルキーは、1951年(昭和26年)から発売されたそうで、すでに古希を迎えておりました。
さて、そのブリキ缶は、ほぼ1円玉と5円玉ばかりで埋められ、気まぐれのように10円玉が顔をのぞかすこともあります。通常、1000円未満の硬貨を「小銭」というようですが、私にとって、50円・100円・500円硬貨は、小銭以上の存在だからです。
昨日、約2年がかりでミルキー缶が満杯(トップ画像は、それです)になったので、郵便局に持参して全額「切手」と交換してもらいました。局員さんは面倒くさがる風もなく、welcomeな笑顔で応じてくれました。
「コイン計算機」というのでしょうか、奥でジャラジャラ音立てて計算してくれました。はじき出された数字は、な・な・なんと1,425円もありました。西川きよし師匠の座右の銘に「小さなことからコツコツと」という名言があります。私の場合、コツコツというほどの努力はありませんが、続けていたら少なからぬ額が溜まっていたのでした。
「G7広島サミット」が5月19日から5月21日まで開催されましたが、その記念切手が発売されていたので、それを1シートと、残りは普通切手にかえてもらいました。
今年の年賀状の、ある教え子からの1枚に「5月のG7広島サミット担当となり、がんばっています!」というのがありました。主要7か国のために、私の想像もつかない世界で滅私奉公し、日々忙殺されて来たであろう彼女を思い、せめて慰労の手紙だけでも送ろうと思いました。
記念切手は、その封書に貼る1枚です。何か、オジサンギャグめきますが、「少なからぬ縁(円?)」を感じた次第です。