No.1331 「俳句にわびあり バイクにさびあり」
清音と濁音を入れ替える言葉遊びがあります。
「世の中は、澄むと濁るの違いにて」で始まる狂歌の言葉遊びは、なかなか面白く、思わず唸ったり呆れたりしています。たとえば、
「世の中は、澄むと濁るの違いにて」
「足に味無し 鰺に足なし」
「キスは好き好き 傷はズキズキ」
「霧はうるわし 義理はうるさし」
「苔に花なし 後家に花あり」
「四四は十六 爺は六十」
「墓は静かで バカはやかまし」
「橋は架けるもの 恥はかくもの」
「母に歯があり 婆に歯がなし」
「旗はヒラヒラ 肌はチラチラ」
「ハハは美容院 パパは病院」
「四四は十六 爺は六十」で、口角を上げてしまいました。コレの爺やは、71です。
そういえば、過去にいくつかの新聞のコラムでも取り上げられた人気の言葉遊びですが、「東京新聞」のコラム「筆洗」にも見つけました。ご一読くださいますよう。
「清濁を映し千年秋の水」
小林草山(1933年~)
※画像は、クリエイター・m3rdguitarさんの、タイトル「365」の1葉をかたじけなくしました。池に戯れる鴨の姿です。暦の上では8月7日に立秋となりました。