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No.590 人生を、生活を、言葉を楽しむ人

旧同僚から暑中見舞いの葉書を頂戴しました。
私はメールで「4回目のワクチン接種」を終えたことを報告し無事を伝えました。すると、こんなメールがかえってきました。あまりに面白かったので、無断でのご紹介です。
 
「副反応はどんな具合でしょうか?
 軽くすむことを願っております。
 私、四回目の接種券はそろそろ届く頃だと待っております。
 ファ→ファ→モ
 さて四回目は何になるでしょう。
 副反応はもっぱら腹反応で、帰宅直後からの空腹に始まり、アイスやヨー  
 グルト、プリンなど、熱に備えた各種冷菓を美味しくいただきました。
 次回も冷蔵庫にぎっしり備えて挑む所存…
 note、拝読して おります。
 582短歌の思いがこの時期だからでしょうか、若き乙女の歌が私のかすれ 
 た乙女心を震わせています。
 本と彼女の文字と歌が、先生の元にあることを少しの哀しみと安堵と、そ 
 して感謝の気持ちで読みました。
 それにしても当時の国語教育と若者たちの表現力って、素晴らしいと思い
 ます。教育というよりは環境でしょうか…
 長くなりました。
 このように私は元気でおります。
 最近は薬膳のパンなるものに手を染め、試作を楽しんでいます。焼き上が
 ったパンは
 【あなたにパンを押し付け隊】と配っておりましたら、
 【あなたのパンを奪い隊】が誕生し、
 ついには【あなたにパンをねだり隊】も発足。
 腕はあがりませんが、オーブンの悲鳴はあがる、令和4年の盛夏。」
 
今から約2,500年前に孔子と言う人は、こんなことを述べています。
「子曰く、『これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。』と。」
「孔子先生は言われた。『学ぶことにおいて、その知識があるということは、勉強を好きな人間には及ばない。(だが)勉強を好きな人間も、勉強を楽しんでいる人間には及ばない。』と。」
 
「楽しむ」というと、何だか安直なように聞こえますが、心底「楽しむ」ことは難しいものです。旧同僚のSさんは、ものごとを前向きにとらえて、楽しみながら生きています。彼女の「楽しむ」は「愉しむ」かも知れません。

私も「副反応」=「腹反応」くらいの気持ちでいきたいと思いました。昨日は、38,7℃まで熱が出ましたが、今朝は、無事「復帰」しました。いえ、「腹帰」しました。