No.926 Do 湯 know?
朝一番に「白湯」を飲む方はいらっしゃいますか?
昨日の大分合同新聞の「灯」欄のコラムに、久留島武彦記念館館長の金成妍(キムソンヨン)さんの「湯」と題する興味あるお話が載っています。
この記念館は、「日本のアンデルセン」と呼ばれた大分県玖珠町出身の童話作家であった久留島武彦(1874年~1960年)翁を顕彰し、多くの資料を展示しているものです。館長の金成妍さんは韓国釜山市のご出身です。九州大学大学院の博士課程で学位を修め、第48回久留島武彦文化賞・第39回巖谷小波文芸賞を受賞されています。2017年(平成29年)4月から久留島武彦記念館館長として活躍しておられるそうです。
さて、その金さんの「湯」のお話について、他県の皆さん、海外で暮らしておられる皆さん方にも読んでいただきたくてご紹介する次第です。日本人として嬉しくなる文章です。
毎朝、白湯を飲んでからコラムを書いていたつもりでしたが、私のは、単なる「温めた湯」であって、沸騰させた「白湯」ではありませんでした。これからは、「ゆ」の内なる生命力をいただくために、しっかり沸かして、温かい白湯をゆっくりいただこうと思います。折しも、七月まぢかです。
「文月や唯々白湯のかむばしく」
野村喜舟(1886年~1983年)は、久留島武彦とほぼ同時代に生きた俳人のようです。
※トップ画像は、クリエイター・MariKusuさんの、タイトル「白湯またはお湯のこと」の1葉をかたじけなくしました。お礼を申し上げます。