No.1323 ハートがドッキドキ?
幾つになっても、初めての事ってあるんですね!
8月23日に針生検を実施することになったので、昨日、医院で事前検査を受けました。採血し、胸部のレントゲン撮影をし、心電図をとった後、心臓のエコー検査を行いました。
心エコー検査は、初めてです。まずは上向きの姿勢でプローブ?(ゼリーを塗った体に当てる器具)をゆっくり動かしました。次に真横の姿勢をとり、電極を付けた左手は顔の前に、右手は体側に添うようにと指示されました。「部屋を暗くします。」と女医さんは急に部屋の電気を消しました。
何ごとかと思いきや、「エコーの画像を見やすくするために照明を落とす」のだそうです。なーるほどー!
女医さんは真横になった私の背後から体の右半分で抱きかかえるようにして、私の心臓の辺りにゼリーを塗り、右手で注意深く何度も確認しながらセクタ型(小型)のプローブを動かしました。モニター画面を観ながら、左手で機械のボタンを操作し、エコー画面を撮影しているようでした。その器具が肋骨の上や間を移動するのですが、小型なのでごつごつ当たり、強く押し付けると痛みを覚えるほどです。
私は、中学時代に柔道部員でしたが、その姿勢は、「抑え込み」でもされたような感覚でした。押さえつけられたまま身動きできずにいました。「待て!」の審判の合図もありません。繊細で執拗なまでの女医の手の動きと、何度も機会の「ボタン」をプッシュする音は、何か異常に気付き、
「何一つ見逃すまいぞ!」
と集中しているようで、息を殺している私は、一層不安にさせられました。
「はい、もういいですよ。」
と言ってから部屋に点灯しました。
「心臓に、毛が生えていませんでしたか?」
のジョークも言わせぬほど、淡々とした女医さんでした。
すべての検査を終えて、待合室で不安至極だった私に、担当医から、
「何も心配する結果は出なかったので、23日に予定通り行いましょう。」
とのご託宣を受けました。待ち時間を含めての長い2時間が終わりました。
※画像は、クリエイター・rinさんの、タイトル「心エコー検査に行きました。」の1葉です。フウセンカズラの種の「ハート形の模様」と「心エコー」を掛けているのでしょう。オシャレとユーモアの二重奏を楽しみました。お礼を申し上げます。