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#22 もろやま

先週日曜日の午前中は埼玉県のげろやま・・・いやいや、毛呂山(もろやま)町にいちご狩りにでかけた。あいにくの雨で、道中靴が浸水したが体験自体はビニールハウス内だったので雨を気にせず楽しむことができた。

人生ではじめてのいちご狩りだったが、農家の方が親切に摘みかたを教えてくださり、雨や体験期間の最後でひとが少なかったため、ひとりでも気軽にためらいなく体験できた。
体験料金は、じゃらん通常価格で30分間1,500円だが、じゃらんから送られてきた1,000円分のポイントを使って(交通費を除くと)実質500円でみずみずしいいちごを市販でいうところの4パックほどを食すことができた。この価格でこの量のいちごの食べ比べ(やよいひめ、かおりの、紅ほっぺ、よつぼし、こいみのり、もういっこの6種類)ができたのは大満足だった。

帰りの道中では、ドリンクバーで飲み過ぎたときと同じ症状が発生した。雨で外気温が低くなっていたことも考えられるが、一度に食べた大量のいちごが含んでいた水分がトイレへ行きたい気持ちを誘発したのだった。この誘発された気持ちに思考の9割を持っていかれていたため、気づけば毛呂(もろ)駅から反対(北)方面の電車に乗っていた。次の越生(おごせ)駅であわてて降りたものの、JR八高線は本数が少ないためしばらく駅のホームで待つことになった。
越生駅はJR(2番線)のほかに東武鉄道越生線(3・4番線)が乗り入れている駅で、1番線が廃番になっている不思議な駅だった。JRについては本数が少ないため上り線下り線どちらも同じホームで乗り降りするのだ。
電車を30分以上待った後、高麗川(こまがわ)行きの電車に乗り込んだ。高麗川自体はガソリンを安くいれるために立ち寄ったことはあったが、電車で訪れるのはじめてだった。高麗川駅についたものの、駅ホームにトイレが見当たらず、ひとまずとなりのホームにきた電車に乗り込んで我慢していたところ、またある事に気がついた。
目的地(南側)と違う方面に電車が進んでいる!今度はJR川越線に乗って東へ進んでいた。あわてて武蔵高萩駅で降り、駅舎の2階にあるトイレへ駆け込んだ。ギリギリセーフ。ふー。方角が違っていたものの、結果的に誰にも迷惑をかけずにいられたことに安堵した。公の場で失禁などもってのほかだ。

気を取り直して電車に乗り込み、こじんまりとした東飯能駅で降りた。そこから徒歩で40分ほどかけて宮沢湖のほとりにある『MOOMIN VALLEY -PARK-」を訪れ、ムーミンをあまり知らないわたしのパーク散策が始まった。

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