目的のない旅
近すぎず遠すぎず
ちょうどいい場所へ行きたいと思っている。
自分の思考を一旦止めて
何も考えずとも自分を受け入れてくれる場所。
ちょうど2年前、私は山梨県へいた。
これと言って何かがあったわけではないが
気づいたら足が向かっていた。
何か特別なものを求めるわけでもなく。
鈍行に揺られ、30分も経たないうちに
気がつけば景色が"田舎"色に染まっていた。
山ばかりの風景はどこか静かで寂しげで、
まるで時が止まっているようだ。
ここに住んでいる人たちはどんな暮らしを
しているのだろう。
ふとそんなことを窓の外を眺めては、思う。
深く息を吸いたくなって
何かもリセットしたくなったら
何も考えずとも、自分にとってちょうどいい
場所へ行きたい。
車窓から流れる時間をただただ
何も考えず見つめて
気づいたら目的地へと。
いや、
旅に目的地なんてものは最初からいらないの
かもしれない。
そして流れるままに思考を委ね、流れるままに
言葉を書き連ねたい。
これがわたしの人生ってかんじ。
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