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医療現場からの声

ICUでのコロナ患者対応について

通常であれば日勤帯は1人の患者に1人の看護師がつき対応していますが、コロナの重症患者の場合、人工呼吸器やエクモを装着しており看護師が2名もしくは3名必要になります。今まであったICUのベッドの数だけコロナの重傷患者を受け入れると言うのは人員不足により難しい状況です。

N95マスクやガウンは在庫が限られており、いちど装着すればすぐに破棄することが難しい状況です。しかし、N95マスク、長袖のガウン、フェイスシールド等をつけての長時間の看護は息苦しさを感じ、体力的にかなりきつい状況です。喉が乾いてもすぐに飲むこともできません。そのため、2、3時間毎に交代を行なって看護にあたっています。

N95マスクは今後の流通状況がわからず、在庫不足を予防するために一度装着したN95マスクを1週間使用するように指導されています。しかし主に飛沫感染であるコロナはマスクの外側に着いたウイルスを触ることで感染する恐れがあります。一度使用したマスクを再度装着する際に再感染するリスクを伴っています。もちろん、前後で手指消毒を行い、マスクの内側を触らないように、注意を払いますが、不安はあります。
通常のマスクも不足しているため、マスクは3から4日毎に1枚の使用と指導されています。

コロナ対応している看護師で家族のいるものは宿舎やアパートを借りて一人暮らしを始めています。完全な防護具を装着しているとはいえ、もしかしたら自分が感染しているかもしれないという思いがあるからです。

コロナにかかった患者さん以外に、今まで病気の治療をされていた方や現在入院中の患者さんに対とっても大変精神的に不安定な状況が続いています。

病院は面会制限を行っており不要不急の面会を禁止しています。入院し治療されている患者様は家族と会えずに孤独な闘病生活を送っておられます。看護師としても、可能な限り患者さんが治療を継続できるように精神的なフォローを行っていますが、人員不足の中、十分なケア提供することが難しい現状もあります。

また重症なコロナ患者が増えることによって、予定されていた手術が延期されたり、重症な患者さんがICUに入室することが困難な場合があります。
今はステイホーム&ステイヘルシーで。
病気にかからない、病気を悪くしない。
是非自身の健康に気をつけてほしいと思います。

エクモとは

以上、こちらに届いた医療現場からの声でした。

一文字も変えていません。
沖縄の医療現場でここまで過酷な環境もあるのかと驚いています。

病院名や個人名は明かしませんので、宜しくおねがいします。

私たちにできることをそれぞれやっていきましょう。

記事はいかがでしたでしょうか? 1人でも多くの方が充実した人生となるように! これからも耳寄りなことを提供します! よろしければ、サポートお願い致します!