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私は何者か、番外編 a dozen 俳句 21


ごぉと燃え消えては星の長い旅

御伽草子の始まりはじまり星月夜

じゃんけんのチョキはまったく夕焼けて

やがて皆頸をふりふり枯芒

背を流る清水に映る流れ星

リスの頬膨らむふくらむ冬隣

端正な秋の入り日の覚悟とか

覚悟など人に言われてながなが夜

秋の雨さっき別れたひとの貌

葉鶏頭君と見ているシンクロで

知らないで済むと思うなやぶからし

虚のなか謎の深まるペテルギウス


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