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私は何者か、602


いろいろな人を勝手に懐かしんだり、大切に思ったり、年末というだけで、なんだか、少し、流されてしまいましたね。でも、陽がさせば本当に温かいのです。背中はもちろん、こころなどがぽかぽかするのです。特に、ガラス越しに陽光を受けたりしますと、いまの季節はなんだったのかとわかりにくくなったりもします。ひとは、皆それぞれです。だから、それはそれでいいのです。けれど、少なくとも、自分の考えていることが、どんなにかつまらなくても、どうか、道を間違っていませんようにと。齟齬や乖離やカイやゲルダや。雪の国はきっと寒いことでしょう。

流れというものが、水と水の重なりや、小石や岩に当たり、しゃらしゃらとか、ちょろちょろくらいの音を立ててゆく、きらきら光りながら、決して澱まず、留まらず、絶えず動いている様子がとても好きなのです。細くとも、そのゆく様は大切でかけがえのないものであると。

想像もできない、また、簡単に想像してはいけない。だから、わたしは夢のなかで何度も何度も同じことを繰り返し問い、同じ答えを頂くのである。相手は、怒っているのか。しかし、それにしても、どれほど耳を澄ませても、同じ答えは、いつもと同じように何も聞こえないのである。わかっている答を決して誰も答えない。けれど、答はもうわかっている。


年明けの美しい日和が二日続きました。


どこにも行かず、何もせず、相変わらずの陽を受けて、ぽかぽかと和み、ぼんやりとひねもすのたりのたり時の流れに浸かっています。


眉引いて頬は桃色初笑い


わたしは何者か。


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