私は何者か、番外編、a dozen 短歌 64
どれだけを占めているのか言葉なり景色なりスキとか見えぬもの
何度でも読んで呼ばれて仕事果て遂行するか推敲するか
少なくとも空は青いし日は暮れる人の選んだ道は途切れず
緯度経度国境越えることもなく23.4度傾く
星が十字にしずかに滲む宵の空足しては引いて何もいらない
週末の家で煮物を作る時それがわたしでそんな生き方
微かにねかすかに気分良くなるのわたしの好きな人みな元気
note見ていたら誰かのスキ届く同じ地上に同じ呼吸よ
少しずつ我は溶け出す人混みのやわらかさだけ集めて暮らす
一日をなんと労う日の短かこの地上にありそれは幸福
そのために暮らしてきたと山際に溶けてしまうよわたしも彼も
うるち米もち米黒米日本人素足のままの素肌のままの