距離

このタイトルの記事は前々から書きたいと思っていた。が、まとまらなかった。では、今まとまったのかと言うとそうでもない。そうでもないが、書きたいのだ。

距離には2種類ある。物理的距離と精神的距離。
簡単な方から処理しよう。

物理的距離
物理的距離とは、単純に距離のことである。大阪と北海道、日本とイギリスでは、物理的に大きな距離があるのだ。これを詰める方法は一つしかない。会うことだ。それしかない。単純明快。

精神的距離
精神的距離とは、平素な言い方をすると、どれだけ仲が良いか。この距離の詰め方は複雑で難儀だ。公式がない。詰めたいけど、詰められない。だから、物理的距離とごちゃ混ぜにする人がいる。特にオンラインのこの時代は。会うことで精神的距離を縮めようとする傾向にある。本来は別物であるにも関わらず混ぜて、誤魔化すのだ。
それぐらい精神的距離を詰めるのは難しい。磁場が働いているかのように、引っ付いたり反発したりするのである。

遠慮、恥、躊躇い、気遣い、全ての感情がここに働く。だからこそ、精神的距離を詰められた人は宝なのだ。よく会社案内に人財とか書いてある会社があるが、そんな会社ほどこのことをわかっていない（私の思い込み）。人は生きながら、人財を探す旅をしているのかもしれない。