月刊マガジン『悩みの種』第2号
さて、『悩みの種』も第2号となりました。楽しみにしてる人がいるのか不安ですが、取り敢えず続けていきたいと思います。今月もよろしくお願いします。
緊急事態宣言再び
菅総理が一都三県に緊急事態宣言を発令しました。三連休明けには、ニ府一県(大阪、京都、兵庫)も追加されそうな流れになってきました。愛知県も三連休の推移次第では要請するみたいです。今回は前回と違い飲食店に絞った内容となってますね。夜8時以降の営業自粛、酒類の提供は夜7時までと大変厳しい内容(ですが、国会議員様の会食は不要不急ではないようです。)。ということで、今月の『悩みの種』は飲食店特集です。
閉店ラッシュの裏側
これはほんの一例にしか過ぎません。大手チェーンは大量閉鎖を決めています。それだけ影響を受けているということは誰しもが想像出来ることですが、裏話が2つあります。
①ファミリーレストランにファミリーが来ない
ファミリーレストランは、そもそも家族4、5人が揃って車に乗って来店してもらうスタイルが原形です。しかし、近年核家族化が進み、家族の在り方も様変わり。また外食そのものも多様化した為、本来のターゲットである家族が来なくなり、単価の低い学生層がメインとなっていました。そこで業界は、和食に目を付けました。すかいらーくグループは、しゃぶ葉という屋号に力を入れ、フレンドリーは源ぺいに、さとはさん天に力を入れました。それは何故か3世代食事を狙ったのです。孫を付けてお爺ちゃんお婆ちゃん(団塊の世代)が食事に来る。これで単価アップを狙ったのです。そこにあのウィルスがやってきました。高齢者の方は極力外に出ない生活を強いられました。これが大きな影響を与えた最大の要因です。
②家賃問題
飲食店の原型は、先程記載の通りで、その為、駐車場確保が必要でした。また目立つ立地に出店する必要がありました。その為、家賃がびっくりする程高額なのです。コンビニやドラッグストアが相場より高いのは有名ですが、飲食店も同様なのです。これが損益分岐点を高くし、有事が起こると耐えきれないのです。
これはおまけですが、駐車場確保を優先するあまりピロティ形式を採用している店舗が多く存在します。
この様式で、飲食店に撤退すると後テナント付けが大変です。実際、不動産会社にはこの手の物件で溢れ返ってるみたいです。ついこの前、この形式の飲食店撤退跡で、下の部分にデイサービスを建築し、2階を事務所で使ってる案件がありました。今後増えていくスタイルだと思います。
今後の飲食店
ここまで読み進めて頂けると必然的にこの流れになりますよね。そうテイクアウト専門店です。店舗サイズも小さくでき損益分岐点も下げられるというメリットがあります。その動きは加速していきそうです。
と言っても、大手はよりその他の飲食店を経営頂いてる皆さんが心配です。国の手当も不十分ですし、大手より味は上手の店が多いですからね。
最後に
今月もお読み頂いた皆様ありがとうございました。来月はより一層厳しい状況になっているかと思いますが、少しでも上を向いて生きていきましょう。何かのヒントが見えてくるかもしれません。
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