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音楽人のエネルギー源のお話

「ねえ、ちょっと聞いてもいい?モモセさんって、あーやって歌っててさ、  楽しいの?」

以前ですが。とある会場のライブにお越しいただいた観客の方に、ライブの興奮冷めやらず直後にもかかわらず、こんな愚問を投げかけられたことがありますww

ライブ後はいろんなご意見や感想を頂くことはありますが、歌うこと、奏でることが空気を吸うレベルで楽しいが前提にある現役ミュージシャンに向かって。それって楽しいの?と聞いてくる人がいるなんざ、返事するにも気も失せるとはこういうことなんでしょう。思わず笑っちゃった次第ですww

もう随分前になりますが。

「ねえ、MOMO。君がね、日本で歌って曲を創って稼いできたお金を使って、こうして僕たちに出会ってくれたこと。君が歌に苦戦してる姿をみてるだけで僕たちが誇りに思っていることを忘れないでほしいんだ。もし、この先君がうんと上達してね、リムジンにのるようなアッパーサイドに住みたいとか。ステイタスをゴールに音楽を奏でたいならそれでもいい。でもね。君の苦戦してる「伝えたい」って「歌」は、その願いと引き換えに間違いなくそこで終わるんだよ。心が躍る、心が喜ぶ世界をつまらん欲や嫉妬で勘違いしちゃだめなんだよ。僕たちは音楽が死ぬまで大好きな音楽人なんだからね」

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以前、NYで師事していたJimmy allen smith(ゴードンエドワードが率いるStuffのKEYBORDプレイヤー)が、当初、歌のスキルがなかなか思うように向上せず思い悩んでいた時に、かけてもらった言葉です。         今でもモモセさんの中の主軸となっている一説。

音楽家という生き物は、音楽に自分の全てのエネルギーを注いでるのです。そのエネルギーは注いだだけ自分に返ってくる言わずもがなの「価値」があるのです。我々はその価値を幾重にも人生に変容させ、日常のエネルギーとして大事に、分相応に使わせていただいておるわけです。

少なくとも。我々にとっての「楽しい」とイコールになっているエネルギーは、「お金」というエネルギーでもなければ、お金の使い道でもないということは、jimmyの言葉を借りてここに記しておきましょう。

僕たちは音楽が死ぬまで大好きな音楽人

ただただ「楽しい」の先に「祈り」があるだけ                                    ただ、ただ、祈るように歌って奏でて                                                                                                                                                              ただ、ただ音楽の神様にこの体を存分に預けて                            伝わらないから伝えたいという思いを乗せて

これが、音楽人MOMOSEJAZZのエネルギー源

 というお話です。


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