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約10年ぶりにホンキ度9.0で作品と向き合った挑戦記|新・光神話パルテナの鏡|中編

前編から恐ろしいほどに時間が経ってしまいましたが皆さん如何お過ごしで。

完全に趣味の記事として公開したのですが、反響貰えていて大変有り難い限りです!むしろ反響はないだろうと長らく放置しており大変申し訳ありませんでした。

今回は10~17章について個人的な感想を載せていこうと思います。この一連の章をクリアするまでは2ヶ月もかかってしまいましたが、1~9章をクリアするまでには4ヶ月かかっているので腕前の上達も感じるところです。

それでは中盤戦にレッツどよん!




◆10章

ここは温泉のロケーションが一番すきな章です。


前回はあまりに長く苦しい戦いでした──

お陰様で筆者にはこの章が燃え盛るステージビジュアルとは裏腹にぬるま湯のように感じるようになってしまったほどです。
なんと!この章のホンキ度9.0は挑戦1回目で突破することができました!……もちろんホンキ度2.0から段階的に難易度を引き上げて何度かこの章をクリアした上で、ですけども。

空中戦も地上戦も攻撃が苛烈ではないので小休憩のようなものでした。
この章で注意しなければならないのは、炎上ダメージを受ける溶岩地帯のステージギミックの方。これくらいなら大丈夫は禁物、近づくとわりとすぐに炎上ダメージを受けてしまします。また、この章は登場する敵をホンキ度9.0でほぼ全て掃討する必要がある宝物庫の開放条件の方が難易度が高いように感じます(筆者はまだクリアできてません!)。

そしていよいよこのゲームがただの初代の物語をなぞるものではなく「新」の名を冠していることの本領を発揮してきます。自然の脅威の前では人間も天使もちっぽけな存在であることや、神も人間も欲望のままに生きていることなどなど、この章では次章からピットとパルテナ様が立ち向かうことになる新たな脅威への伏線になっているんですよねえ。

筆者個人としてはこのゲームで表現されている人間と神々の関係性は面白いと思っていますし、物語の伏線も各所にちゃんと散りばめられていることを実感できたのですが、逆に当時は勢いでプレイしてさほど気にしていなかった前後の章の行間がよくわからない問題が気になるようになってしまいました。


まあ9章までは行間を考えなくてもさほど問題ないシナリオでしたし、このゲームの仕様を逆手に取った演出もあったり、おドールでの背景情報の補足もちゃんとあるので、色々と設計が考えられているとも思っています。


なんというかメデューサ撃破を9章かけてじっくりやっている一方で、シナリオの先が気になる10章以降は3章~4章間隔で物語が進展し、展開がとても早くなることをちょっとだけ惜しいように感じている筆者がいると言いますか……。まあ物語を展開するテンポが速いに越したことはないですからね!


◆11章

この章何気に実はゲーム中ではものすごく珍しいピットが直接人間を助ける描写というかギミックが挿入されているんですよね。


もう本当に本当にお待たせしちゃって申し訳ありませんでしたナチュレ様!(筆者渾身のジャンピング土下座)

ここで新勢力が出てくるのあまりに飛ばしすぎていて当時は面食らっちゃいましたよ。初代では想定されていなかった世界の広がりだ……。
ここで何故パルテナ様が人間を護るのかという答えが明示されることになるとは。初代だけなら面白世界観で貫いていたであろうところに急に差し込まれるシリアスな展開!思い切ったことをしましたねえ!

まあこの章そのものは自然軍の顔見せなので敵の大部分が初見になって新鮮になることくらいしか特筆することはありません。問題はこの章の宝物庫の開封条件──


「ノーダメージでクリアする」なる狂気の条件が存在しています。


ノーダメージってなんだよ!なんで全プレイヤーに課すんだ!?酔狂なプレイヤーだけにやらせればいいだろう!?!?……失礼、突然真実の魔鏡に映った筆者の怨嗟が漏れてしまいました。

空中戦から地上戦、そしてボス戦までをノーダメージで突破することを要求されるのはとても辛いです。特に戻し作業。空中戦で失敗したくらいなら良いですけど、地上戦やボス戦で敵弾に少しでもかすったりしただけで最初からやり直しです。ホンキ度2.0で挑めるのでハート(通貨)は失われませんが確実に筆者のハート(心)は削られてましたよ!


ちなみにあと3つノーダメージでの宝物庫解放を要求する章があります^^


この条件はこのゲームの楽しいところがわからなくなるので筆者はもうやりたくないです……。クリアするだけならやらなくてもいいですし、羽でスキップする方法もあるといえばそうなんですけども。

ちなみにここのボスのロッカさんは全く喋らないせいか主要自然軍の中では抜群に影が薄い気がしますが、攻撃は鈍重そうな見た目に反して素早く、予備動作で何が飛んでくるのかしっかり把握して回避をしないと重い一撃を喰らいがちで、高ホンキ度ではほぼノーミスでの対処を求められます。
個人的には強さだけで言ったら後に再戦するのもあって自然軍幹部さんたちより印象に残っていると言いますか、なんなら自然軍最強格だとさえ思っています。

余談ですが、プレイしていた当時はナチュレ様って悪い奴だなー(光の女神の下僕)みたいな感想を持っていましたが、デマに流されて無駄な戦争をする愚かな人間共の真上に初期化爆弾を落としたのだから普通に正しいのでは?と思う今日この頃。某エックスの真上にも投下して一網打尽にしてほしいですね(自然の女神の下僕)。


◆12章

それにしても大事な工場なのになんでナチュレ様は幹部を派遣しなかったんですかね?やっぱり冥府軍とも戦っているからなんでしょうか。


パルテナ様がささやかな挑戦を宣言してしまいましたので、人類を脅かす存在は誰であっても容赦せんぞと早速自然軍にカチコミに行きましょう!

この章のビジュアルは空中戦から初期化爆弾工場内部に至るまですべてが美しいのでシューティングゲームであることがすごく惜しまれます。自由に歩き回ってじっくりと工場見学をさせてもらいたかったですね(ゲームで工場見学というとそれはそれで嫌な予感がする筆者ですが)。

12章は空中戦より地上戦の方が苦労しました。高耐久な敵の配置が多くて消耗が激しく、回復ポイントも限られており奇跡を温存するのも厳しかったです。ギガスの操作も慣れていないと一方的にヤラレチャうだけですから、打撃の間合いもわからないままブンブン腕を振り回しても意味はないので適宜射撃をしましょう。

しかし「自然」軍ではありますがここの工場の制御システムはかなり機械チックで不思議な世界観だと思いました。自然も一種の「システム」であることの表現なんでしょうか?ナチュレ様が人間を滅ぼそうとするのって人間だけが食物連鎖の輪を逃れて自然を征服していることが不服だからですし。

ボス戦としては敵を利用してダメージを与えることが求められるギミック系でして、筆者はカービィスパデラのリアクター戦を思い出しちゃいます。ただボスを倒すだけではなく、こうしたステージを挟んでくるのはメリハリがあって良いですよね。

シナリオ的には工場をぶっ潰すぜ!くらいの内容の薄さなんですけど、なんやかんやピットとナチュレ様のコンビもパルテナ様とは別ベクトルで相性良さそうだな~という片鱗が見られるところが癒されますね。11章でみみっちく温泉に釣られてみたり、12章ではミミッコに釣られてみたりすると色々ナチュレ様から反応を貰えるので面白いですよ。


ところで2章で「魔王は古めかしい」と発言したり12章で「シューティングゲームみたい」と発言したりピットってテレビゲーム好きな造形なんですかね?スマブラXの亜空の使者でマリオ達の戦いをノリノリで観戦してたり、天使の降臨の説明でやけに気合いが入ってたりするところも良いですよね。こういうキャラ付けになっているのは初代の説明書のファミコンで遊ぶピット君の挿絵から着想されているのかな~なんて筆者は思います。


◆13章

何気にゲーム中で流れているBGMはピットにも聴こえていることが判明する回。なんか最近そんな設定のアニメもあったような?ま、まあPプレイヤーという音楽を変える奇跡もありますからね、士気や集中力向上のためにパルテナ様が音楽をかけているんですよ、多分。


急に歌うよ!推しの唐突な歌唱披露に尊さのあまり昇天する筆者!

この冒頭のシーン、いつだかの雑誌のインタビューで「声優さん(高山みなみさん)の歌が上手いことが承知の上であまり上手に歌わないようにオーダーした」という話が載っていた記憶があるんですけど「天使」なのにそれでいいんですか?

ピット、天使なのに飛べないしさほど歌唱も上手くないというキャラクター付が生えてきてしまいましたが……まあ「天使の歌声」なんて我々下々の人間が人間に対して使う呼称だから良いか!

攻略面の話をするとここもけっこう地上戦は苦労したと言いますか、マッドロンをはじめとする高耐久・高火力な敵をいかにノーダメで捌くかが難しかったです。9章ほどではないですけど、章が進むごとに地上戦のボリュームが増してきますよね。ここはギミックステージなので前章ほど敵の配置が厳しくなかったのが救いでしょうか。空中戦は演出が凄い一方、難易度はそれほど難しくないように感じました。画面いっぱいにピットを動かしましょう!そうすれば大抵なんとかなる!……ハズ。

そうそうここのボスのアロンさん、筆者的には全ボスの中で一番撃破するのが楽に感じました。暗闇というギミックに全振りしているせいでしょうか。別に音声情報なくても攻撃当てられました。

シナリオ的には唐突すぎる伏線をぶっこむのやめません?と思いつつも、実際なんのための施設かわからないのに人間への脅威とみなしたら天使をけしかけるパルテナ様もまたパルテナ様なんだよなという感想です(それはそれとしてアロンさんも事情は説明しろよと思いますが、まさか神殿があっさり攻略されるとは思っていなかったのかもしれない)。
パルテナ様、過ちをけっこう犯す印象もありますが初代の頃からそんな感じなので、この全知全能ではないけど人を守護しいている女神というのが個人的には最高ですね(熱弁)。

しかしこの章、せっかくブラックピットが出てくるのだからもう少し会話してほしかったな~と思います。一応シナリオ中に示唆されてはいるし、おドールの説明でも何故ブラピがここにいたのかはわかりますが、それでもやっぱりこのゲームって「唐突」なことが多すぎません?と毎度思います。まあそれがこのゲームのウリでもあるんですけど!


◆14章

雷雲を抜けた先には庭園が!古来より続くベタな演出ですが良いですよね。余談ですが同様にゼルダTotKの風の神殿も筆者はすきです。TotKにも雷雲の中の浮島を攻略する箇所がありますし、そこを遊んでいたときはこの章を思い出したりしていました。


この作品屈指の人気キャラクターが満を持して登場します!筆者はこの作品の三大人気キャラクターってナチュレ様とエレカさんと22章のあの人だと思うんですけどみなさんはどう思いますか?
え?ピットとパルテナ様とブラピはって?そりゃ筆者の中では大人気殿堂入りキャラクターですよ。本気(マジ)で。そんでもって筆者は今回の再プレイで改めてメデューサさんがすきになった感じですね。真面目なんですよあの人、このゲームで唯一レベルで……。

さて、ここも空中戦、地上戦ともにさほど攻撃は激しくないです。というか自然軍パートは全編空中戦がかなり易しいような?
ここはもともとシナリオ上で「自然軍は冥府軍と戦ったばかりで消耗した状態から回復してないところをこちらは狙って攻めている」という設定ともマッチしているように思います。

真の地獄はここをノーダメで突破しなければいけないお題があるということですね。 電撃トラップもあるのにノーダメとはやりたい人だけやらせればいいのでは(まだ手を付けていません)。

それはそれとしてエレカさんとピットの絡みはいつの時代に見ても良いものですが、時代云々以前に年齢イジリが会話に組み込まれているのは筆者個人の感覚としてキツいなーとは思いました。筆者の中ではエレカさんもパルテナ様も「美少女」ですからね!

エレカさんのボスとしての強さは、電撃攻撃は走っていれば当たらないのでいかに「バテしらず」の奇跡を温存するかにかかっているなの印象です。アロンさんはホンキ度9.0でも弱いですが、エレカさんはホンキ度9.0だとなかなかに手強いですよ。


エレカさん、今の時代に見てもギャルだという感想が出ますね。若干「悪の女幹部」的な意匠もあったり?まあ年齢の話ってネタでもなんでもなく野暮なんですけど、それはそれとして本当にピットより年上なのか案外同年代なのか想像はしちゃいます。そもそもエレカさんやアロンさんって神ではないだろうし人間でもないだろうし何なんでしょう、妖精?


◆15章

最初から言ってしまうんですけど、オーラム来襲してたときブラピって何してたんでしたっけ?


この作品のシナリオに前後の繋がりがほぼないことを逆手に取ったシナリオです!

前回で「次はナチュレお前だ!」なんて威勢よく言ってたら突然コレですから。しかし序盤の無音からのBGMの入り含めて演出が巧い!!

オーラムに関してはわからないなりに色々示唆はされていると言いますか、地上が神々の争いで混沌としているからそれに乗じてやってきたとされているので、それくらいでまあ良しとしましょう。8章の時点で星賊とかいうよくわからないSFやってますからね……。

こちらも11章と同じ趣で顔見せではあるので、まだ後の章に比べれば攻撃は激しくないのが有難いです。しかし特殊な倒し方をする敵や、ダメージを与えられる部位が限られているためよく狙わないと倒せないような敵もいるのでとにかく覚えるしかありません!

この章はただのホンキ度9.0ならサクッとできる自信はあったのですが「爆筒」とかいう筆者には存在意義がわからない武器を担がせられるチャレンジはけっこう失敗してしまいました。 この武器チーム戦専用にしてはどうでしょうか?爆風が装甲を貫通するのでここのボス特攻ではあるんですけどね。

もしリメイク・移植されるなら空中戦・地上戦・ボス戦で武器変更もさせてほしいと希望します!

あとこの章はピットとパルテナ様のやり取りが尊さを超えて最早「重い」です。パルテナ様がホンキでピットなしでは生きられないかはわからないのですが、なんだか共依存の危険な香りがしますね……。そして他神たちとのやり取りとノリはこれがこのゲームのウリとはいえ筆者的はついていくのに四苦八苦してしまいます。

余談ですがナチュレ様って「イナゴ」に関する認識が誤解している方(※)だったりエコバック云々の件があったり本当に大自然のこと理解されてますか?みたいにツッコミたくなるときが筆者にはあるのですが、まあ野暮なのでやめておきましょう。

(※)蝗害を起こすのは主にバッタ類であり、イナゴ類が蝗害を起こすことはない。

https://ja.wikipedia.org/wiki/蝗害 より引用

え?ここで初登場のアメコミの人には特に言及ないのかって?

ボス撃破後ムービーにて小脇に抱えられているピットがすきなのと、ここでピットがパルテナ様の奇跡の力で回収されることを見ているから17章でジャミングを使った(これは女神様に限らず神々は同様の奇跡を使用できる伏線でもある)とも考えられるな~くらいしか言いたいことはないですね……。
この人のことはすきでもないし嫌いでもないくらいの感情しかないです。出番はあるとはいえラーズはポセイドン様並に思い入れを抱きにくい印象があります。まあ立ち回り上大多数の人には良い印象を与えていないと考えているので、そういう点ではキャラが立っている方ではあるんじゃないですかね!


◆16章

やっぱりいくらこのゲームの世界観がトンチキだからって他星からの侵略に神々が対抗するってだいぶトンチキですよね?と言いつつもうこの章まで来たら状況に慣れてしまいましたが。


いきなり急降下からはじまる疾走感が良いですね!敵戦艦をなぎ倒すのは大変気持ち良いのですが別に宝物庫のお題にはないという。何故だ。急降下した後に振り返って倒せた戦艦のみ爆発する演出が挟まれるのが非常に良いです。

空中戦は場面が目まぐるしく変わるので大変ですが、地上戦はそこまで駆け抜けなくても落ち着いて個別対処で突破可能な感じの難易度でした。どちらかというとこちらもダメージ床などの被ダメトラップが辛かったです。

この章からナチュレ様がピットを「生かしておいた方が都合が良い」という理由で助太刀してくれるようになるのが伏線ポイント。今までピットにたくさんの部下を殺されてきただろうに、大自然のように懐が深いと言いますか。
しかしこの世界の神様とその軍勢に所属しているものたちの命のシステムってどうなっているんでしょうね? 倒しても復活してるやつがいますし。ピットに関しては「魂を浄化」することは他軍から見れば「命を奪っている」のと同義のような設定は伺えますね。

ハデス様なんかも戦艦を突っ込ませて道を拓いてくれたり、微妙に神同士で連携とれているのも面白いですね。自分たちの星はそれぞれの主義主張のために覇権を巡って争っているのに他星に侵略されれば結果的に連合する感じ、そしてオーラム軍を撃退したからといって別に神々同士で和解はしない感じ、人間と神の違いはさほどないように描いている気がします。

またボスのリアクター戦でラーズがボスを強化してしまうのは、うっかりなのかわざとなのか後の展開的にどっちとも読めますよね。ここでリアクターを強化できることがわかったから次章で同化することを選んだのか、それともはじめから自身の能力でオーラム軍を強化できることを知っていたのか……。

ここのボスは逃げ場がないのが辛いようで地道に射撃してればなんとかなったので特に労せず宝物庫のお題もホンキ度9.0もサクサククリアしてしまいました。


◆17章

ここはピットの隊長としての一面が見られる良い章なのに肝心の筆者はまるで部下を守れていなかったという。ほぼほぼパルテナ様と二人三脚で戦っているせいか部下と会話しているのは貴重と言いますか、親衛隊隊長の肩書が飾りじゃないのはこの章くらいな気がします。


突然のスペースオペラ的展開もいよいよこの章で最後!そして実質中盤の最終戦でもあるので攻撃の激しさもこれまでの章とは桁違いで非常に厳しい戦いになります。

この章は空中戦から地上戦まですべて自動的に進むことが特徴の特殊なステージです。前半の空中戦はオーラムラーズ誕生後から敵の挙動が激しくなるので、筆者はここで何度もヤラレちゃって大変でした。久々に空中戦の逃げ場のなさを思い知りました。

更に言うと地上戦も自動で進行していく都合上、雑魚ラッシュの連戦が待っています。これまでの章のようにめんどくさい敵がいるところは軽量化で逃げてスルーなんてことはできません。ひたすら自分の技量が試されます。

ここではなんとこのゲーム始まってから17章にしてようやくイカロス達がシナリオに絡んできます(シナリオにイカロスが絡むのって何故かこの章しか無いんですけど)。彼らを守りながら戦うことも加わるので長期戦は禁物です。とはいえ筆者はホンキ度9.0でもイカロス全喪失での失敗はしなかったので自分の身を第一に考えて立ち回りましょう!

また道中およびボス戦のジャンプ回避ギミックも曲者です。これまでさんざんスライドパッドで回避をさせられてきたのにここでは特定攻撃にはスライドパッドでの回避判定が入りません!ジャンプ台を使った回避はシビアなので、特にボス戦では兆候を見逃さないようにしましょう。無敵時間の判定はやや長いので、ジャンプさえしてしまえばどうにかなることも多いです。

さて次章はシナリオ的に大変なことになってしまう訳ですが、筆者は当時はこの章を適当な難易度で特に労せずクリアしたので「そんなここまできてピットが負けることある?」なんて考えていたんですけど、実はこの章には宝物庫の条件に「ブレイク状態でクリアする」というものがあり、メタ的にもピットがこの戦いで満身創痍の状態にあったことを演出していたのでは?と10年越しに気づきました。筆者のプレイは奇しくもホンキ度9.0でクリアしたときに耐久度がギリギリだったので、シナリオ的にも破綻なくボロボロの状態で次に赴けることになりました。筆者としてはピットには傷ついてほしくないので複雑ではあるんですけど(とか言ってますけどこの筆者何回ピットにヤラレチャッタと言わせたか覚えてないくらい無茶させてますよ)。


ところでこの章のピットって急に新規立ち絵出てくるし墜落時のセリフも含めて妙にあざとくないですか?


◆次回予告と最近の話


いかがだったでしょうか?

筆者としては10章~17章は攻略にさほど時間がかかりませんでしたが(当社比) それもこれも今までの鍛錬の積み重ねのお陰!……と堂々と言えればいいんですけど、ここまで来ると奇跡や神器もだいぶ良いのが揃ってますからその影響も大きいですね。特にホンキ度9.0でクリアし続けていると、価値の高い神器も手に入りやすいので、そういう視点でも序盤とは苦しさが全然違うなと感じる折り返し地点です。

では今回は少し短いですがここまで。次回はいよいよラストバトルまで突き進みます!シナリオ的には見どころもたくさんありますが、果たして筆者は試練を乗り越えることができたのか……!?また近いうちにお会いしましょう!

最後にちらっと最近の話でも。

筆者は初代パルテナの鏡も愛しているので、ピットに関連するグッズが手に入るとなると見逃すわけにはいきません。というワケで──


久々の推しグッズ!!


ファミコン世界大会のスペシャルエディションを購入しちゃいました。

いや〜、ゲームの内容的にも最初は奮発しすぎでは?と思ったんですけど、やっぱりピットに関連するグッズがあるというのは大変良いものです。しかもこのゲームには「実はピット推し」を名乗ることができる自己紹介もあり、時間さえあればパルテナの鏡関連は全て極めたいところなんですけど、この記事を公開するまで時間がかかったことからも察するところですが、可処分時間が足りない!!


それから最近NES版テトリスが配信されたんですけど──


NES版テトリスは開発が任天堂だったため任天堂キャラクターが勢揃いしているんだとか。FCの時点でスマブラ並の共演があったなんて今回はじめて知りましたよ。


ピットに会うためにB面の最高難易度をクリアしました。


白状してしまうと、筆者がテトリスがさほど得意でないのもあり「巻き戻し機能」を駆使してなんとか辿り着きました。ピットがいなかったらやってないよ!!

それにしてもこのピット、バイオリンのような楽器を弾いているじゃないですか。ピットにそんな特技があったなんて知らなかった。ハープじゃないんだ。他のゲームに出張しているのってスマブラ以外だとエレクトロプランクトンくらいだと思っていたけどテトリスにもいたんだ。またひとつピットのことを知ることができて最高です。ありがとうございました!

という訳で蛇足駄文でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回は Coming Soon!を有言実行できるよう努めますので、よろしくお願いいたします!


試行錯誤中に偶然出会したピットだけが祝福してくれる謎画像。

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