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『テクニックだけのワークショップ』10月
2024年10月のワークショップのご案内です。
『テクニックだけのワークショップ』
10/10(木)〜10/11(金)
今回はCセッション(シーンスタディ)をメインにした内容で行います。
※プロフェッショナル・テクニカルセッションは参加者が定数に満たない可能性が出てきたため内容を変更いたします。
申し訳ありません。
俳優が『役』を生きる。
その結果として『役』が持つドラマを届く。
そんな劇性を持った俳優であるための準備を整えることをベースに。
それぞれの目指す演技のためのお手伝いをいたします。
【このWSで目指すところ】
最近お会いする方々から良く聞かれるのですが、端的にお答えすると伝わらないなぁと感じているので、少しイメージしやすいようにこのWSで扱う「役の準備のためのテクニック」についてご説明を。
演技はつくづくスポーツや音楽と似ているなあと思います。
スポーツを通して目撃するドラマ、
演奏を通じて感じるドラマ、
そういったドラマを演技という技術を通して味わっているんだと感じます。
だからその準備にもすごい共通点を感じます。
例えばサッカーの試合で、
今、その瞬間にゴールを決められるイメージが湧いたとして、
そのために必要なボールを蹴る強さ、シュートの軌道をコントロールする技術、そしてその瞬間にそれを可能にする反射神経や筋力、
それらが備わってないとイメージだけで実際のゴールには結びつきません。
逆に、必要な筋力・技術が備わっていても、
ゴールに結びつくイメージが湧かなければ、
闇雲にゴールに向かって蹴るしかできません。
ゴールという一つのドラマチックな瞬間のためには筋力とイメージ力(想像力)のどちらも必要なんですよね。
さらに言えばそれは、一つ一つのディフェンス、一つ一つののパスから紡がれて生まれるのですごい感動する。
演技が生み出すドラマにも同じような筋力と想像力が必要だと思います。
この『テクニックだけのワークショップ』ではドラマのための「想像力」のトレーニングにフォーカスしています。
一つの戯曲、一つの台本には大小さまざまとても多くのドラマの種が埋められています。優れた本ほどたくさん。
その種を役を通してよりたくさん咲かせてくれる演技は魅力的です。
その種に気づける「想像力」のトレーニングと
その種にお水をあげられる役のための『準備』のためのテクニックを共有していきます。
ちょっと長くなってしまいましたが、演技がよりお客さんとドラマを体感するものでありますように、少しでもご興味ありましたらぜひ。
『テクニックだけのワークショップ』
〜ベーシック+アドバンスC+エキスパートC+戯曲の読み方〜(少人数制)
【内容】
<ベーシック>
台本を使いながら役を演じるために必要な準備について共有するセッションです。
「演技」とは何を可能にするための「技術」なのか。そして俳優の皆さんが何のためにその「技術」を使うのか。
みなさんが必要とする「演技」の土台を確認しつつ、そのために必要なテクニックのトレーニングのための共有をするセッションです。
一度受けていただけば大丈夫なセッションです。
・事実〜価値〜欲求(ニード)
・役の準備
について扱います。
<アドバンス・Aセッション>※今回は行いません
テキストを使いながら「表現」になる前の、役の設定を持つことで自然と生まれるたくさんの「表出」を扱います。
「表出」が生まれるために役にとって必要な事実の『価値』そしてそれがもたらす言葉の『意味』の扱ってみるセッションです。
・価値と意味
について扱います。
<アドバンス・Bセッション>※今回は行いません
テキストを使って演じながら「テクニック」に触れるセッションです。
役を演じることで生まれるたくさんの「表出」の具体的な形を扱います。
楽器でいうところのどんな音が出る楽器なのかを知るためのセッションです。
自分という楽器からどのような音や身体が生まれ得るのかその可能性を体感します。
・身体と反応
について扱います。
※アドバンスAを受けてからアドバンスBを受ける方が効果的かとは思いますが、どちらから受けて頂いても大丈夫です。
<アドバンス・Cセッション>
『事実』『価値』『欲求』『身体』を扱ってシーンスタディをするセッションです。
「役」として戯曲の中を生きることでドラマを届けることをより実践として行います。
・「インナーピクチャー」
について扱います。
※何回受けて頂いても大丈夫です。
<エキスパート・Aセッション>※今回は行いません
アドバンスAをより深めて、言葉との付き合い方、言葉から紡ぐ「役」の準備の仕方を増やします。
・「価値」「意味」「意志」
について扱います。
<エキスパート・Bセッション>※今回は行いません
アドバンスBをより深めて、身体で「役」を知るための身体の扱い方をを増やします。
・「インナーピクチャ―」「ドラマ」
について扱います。
<エキスパート・Cセッション>
シーンスタディのセッションです。
ドラマが起こる届くための役の準備についてより実践的に扱います。
※戯曲の指定したシーンの台詞を入れた状態でのご参加をお願いしています。
・「ドラマ」扱います
※プロフェッショナル・テクニカルセッションは参加者が定数に満たない可能性が出てきたため内容を下記のセッションに変更いたします。
申し訳ありません。
<俳優のための戯曲の読み方・セッション>
俳優が役として生きる上で必要な要素(事実・意味・価値)を拾い上げることで、戯曲の中で起きているドラマが明確になります。
それらを拾い集めるコツや注意点、そしてドラマが起こるための役作りを楽しむためのセッションです。
【主に扱うこと】
・言葉の意味
・役にとっての価値
・ドラマとは
※ベーシックセッションを受けているとなお共有しやすいかとは思いますが、必須ではありません。
【日程】
①10/10(木) 13:30〜17:00 ベーシック
②10/10(木) 17:30〜21:00 アドバンスC
③10/11(金) 13:30~17:00 エキスパートC
④10/11(金) 17:30~21:00 戯曲の読み方
※全セッション受けていただくことは可能ですが、詰め込むよりご自身のペースで段階的に受けていただくのが効果的かと思います。
※ベーシック以外のセッションは何度受けて頂いても大丈夫ですが、初参加の方を優先させていただく可能性もありますのでご了承ください。
【お申込み】
【参加費】各¥4000
【対象】俳優・演出家
【場所】都内スタジオ
【定員】各4名ほど(ベーシック・戯曲の読み方は6名ほど)
【お申込み】
件名を『テクニックだけのWS10月参加』として
① お名前
② メールアドレス
③ 参加希望日程(①・②・③・④)
④ 職業(俳優・演出家など)
⑤簡単な経歴やトレーニング歴
を記載の上(以前にご参加の方は省略いただいて結構です)、
kgk.kenkyujo@gmail.com
までお送りください。
折り返し詳細をお送りいたします。
<お申込みに際して>
本ワークショップでは下記の『4C』を保つことを遵守します。
①コミュニティ 『関わるだれもが安心して出入りできるコミュニティであること』
②コラボレーション 『互いをコラボレイトさせる創作であること』
③クリエイティビティ― 『それぞれの持つ創造性を尊重し活かし合える場であること』
④セレブレーション 『成果だけではなく創作過程も讃え合える場であること』
上記『4C』が保つことが難しくなっていると感じた際は誰でも場を止めることができ、『4C』の維持ができるまで対話いたします。
ご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
ご質問などもありましたらどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。
【WSファシリテーター紹介】
大原研二
俳優。avenir'e(アヴェニール)ドラマトゥルク・ディレクター。パフォーマンスサポーター。研技術研究所代表。
第二期俳優指導者ゼミ修了。
舞台・映像で俳優として活動しながら、『テクニックだけのワークショップ』『えんげきで遊ぼう』などプロの俳優対象のワークショップから子供から参加できるワークショップを開催。個人向けの『オーダーメイドWS』も行っている。
主な出演作:映画『アウトレイジ』/舞台『彼らの敵』『福島三部作』ミュージカル『17AGAIN』など。
研技術研究所ではパフォーマンスサポートとして岸田國士『屋上庭園』を上演。
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![大原研二](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32125106/profile_b0eef97a3cff3732b9b9c6d49c711914.jpg?width=600&crop=1:1,smart)