ご褒美は誰のため?
年末年始、ホテルで働いてました。そこでのお話し。
家族で食事をしていた2歳くらいの子にアンパンマンぬいぐるみをお貸ししました。
ホテルのものなので、最後には返してもらわないとなりません。前日は返したくないとしばらくぐずっていました。
明日来たらまた貸すねと約束して、なんとかバイバイしました。
そんなことがあったので、前日のようにぐずったら、『これと交換しよう』と言おうと思ってアンパンマンイラストを用意してました。
しかし、この日はパパと一緒に私のところに来て、笑顔でアンパンマンを返してくれました。
ご両親とどんな話し合いがあったかわかりませんが、一切ぐずることなく、笑顔でバイバイして、タッチしてお別れをしました。
イラストをせっかく書いたし、お渡ししようかなとも思いましたが、子どもが自分で気持ちの整理をできたことが何より価値があること。
そこに大人がご褒美を渡すなんていう、私のエゴを満たすためだけの浅はかな行為はやめました。
心の中で大絶賛の拍手を送り、持ち帰ってきました。