タイムマシンがなくても過去は変えられる
過去を振り返って、もっとこうしていたら、とか思うことくらい誰にだってある。特に辛いとき、苦しいときに、過去の自分を恨んだりする。あの頃に戻れたらやり直したい。でも、タイムマシンなんてものはない。
ここで、少し考えてみよう。「過去」というのは現実には存在しない。人の頭の中にあるだけだ。人の記憶は曖昧だ。歴史は勝者が創るものとはよく言ったもので、事実かどうかは分からない。個人の過去も、本人がそう思い込んでいるだけで、事実ではない可能性すらある。
前置きはこのあたりにしておこう。今日は僕が歴史を変えてしまったかもしれない話だ。
先日の納豆の話からはじまり、「すごい納豆」を食べた。食べられた。普通に食べられた。納豆トライアル初日には、まずいが食べられる程度だった納豆が、普通に食べられるレベルになった。
でも、まだ油断できない。安い納豆はダメかもしれない。試しに駅前のスーパーで一番安い納豆を買ってみた。名前は忘れた。食べてみた。ちょっと美味しい。あれ?安い納豆でも、美味しく感じる。
今までの人生、僕の歴史の中で、納豆はまずいものとされてきた。差別されてきたのだった。それが数日の革命によって、納豆が美味しいものとして注目を浴びるようになった。僕が知らなかっただけだ。納豆は美味しいものだったのだ。
過去を変える方法、それは、自分の認識を変えることだ。
納豆食って、納得、納得。