【読書感想】わたしの体に呪いをかけるな
しばらくこれ系の本休む……ちなみに今のところ読んできたフェミニズム本でおすすめなのは『存在しない女たち』です。
わたしの体に呪いをかけるな リンディ・ウェスト著/金井真弓訳
最初のほうはルッキズムの話がメインで段々フェミニズムの話になっていく感じ。いやまあその2つを無理に分ける必要はないとは思うけれども。
昨今ボディポジティブなどのワードを聞く機会も増えてはいるものの、自分の中にも太っている人への偏見というのはあるのだなあと読んで思う。そうはいっても健康に悪いから気を付けないと、と思ったり。でも心や体のベストな状態って、その維持の仕方って人によって違うよなとも思うし、元の体質だってある。医者でもないのに体のことを他人がジャッジするのは変なことだなと思う。この本の中で太った人に向けられる視線について太った人たち当人が気付いていること、そのうえで行動をしていること、既に何度も「ふつう」になろうとトライしたことなどが書かれている。なぜ一分一秒も離れることなく付き合っていく自分じゃなくてそれ以外の人に自分の体についてジャッジされてそれに左右されなきゃなんないだろうね。
最近フェミニズム関連の本とか多様性についての本とかを読みすぎて少し疲れてきました。なんで疲れるのかなって考えたときに、そういう考え方を持ちながら現実を生きていくのにはかなりのエネルギーが必要だからかなと思います。だって理想と現実の差が激しいし、自分の考えと周りの考えの差も開いてしまうし、今までは気づかないでいられたことに気づいてしまったりとかもするじゃないですか。そういうのが疲れるんだなって。どうしたらいいんだろうね。あとは、マッチングアプリをはじめてみて自分も最初は写真とかで判断するじゃないですか、それが整合性がとれないというかこういう本を読んでいることと矛盾しているような、私はいったいどんな気持ちで人を写真で選んでんだろうみたいな自己嫌悪みたいな感じになってしまうこともあって疲れてる。
あとは正反対の意見みたいなものも読むようにしたいなと思っていて、なんだろうな、両方の見方を知ってから自分の意見を確立したいというか……まとまらなくなってきたのでこれにて!
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