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【体験談:リスタート留学】苦労があったからこそ、つかめた夢は大きい

期間:3年
場所:ウェリントン
学校:Heretaunga High School
年齢:高校2年~
進学先大学:日本大学

記=OKCカウンセラー

日本の高校に進学したもののだんだんと学校に通えなくなり、ご相談にいらっしゃいました。ご本人がたくさん調査し、留学に行きたい!というお気持ちを持たれたそうです。
ご出発前の目標は英語のスキルはもちろん、前向きに積極的になること、帰国生入試で大学進学をすること、と話してくださいました。

留学開始後、まずは一つ目のゴール「毎日学校へ行く」です。私たちカウンセラーにとっても「大丈夫かな?」と気を揉む時期ではありますが、ホームシックで何度か学校をお休みしてしまったこともありました。ただ連続欠席にはならないよう本人も努力されなんとかやり遂げました!

◆学校生活
学校で選択した授業は観光、英語、ESOL、地理、日本語、数学(代数)、体育。開始6か月を過ぎると先生方からは「自分のペースで課題を進められる、自信を持ち始めている」という前向きなコメントも挙がり嬉しく思います。

ちなみに当時の自己申告による授業の理解度は、日本語50%、数学30%、英語50%、観光50%、体育20%、地理20 %でした。「もしかしてこんなことを言っているのかもしれない?」と感じるような状態だと思いますので、授業についていくのは大変だったと思います。言葉ができないことに押しつぶされずに、やりきったのは本当にすごい!

そこから3年、現地の生徒と同じように試験を受け、単位も取得できたことはご本人にとっても大きな自信につながったのではないでしょうか。

◆生活面
留学当初、お世話になったファミリーは自立を促すスタイルでしんどい思いもされましたね。またなかなか自分の気持ちを話すことが出来ずにファミリーとのミスコミュニケーションも多々ありました。

ご本人や学校とも話し合いアジア系のマザーのファミリーに変えてもらったところ、少しずつ与えられた環境の中で快適に過ごすための工夫や、様々な文化の違い、家庭のルールを受け入れていきました。苦労されたのはコミュニケーションの部分だったかなと思います。

もともとの性格もありますし、難しい面もあったでしょうが英語ではおしゃべりなくらいがちょうどよく、話すためのエネルギーを省かないよう繰り返しお伝えしました。

出かけるときに誰とどこに行って何時に戻る、とファミリーに伝えられたのもしばらくたってからでしたが、彼なりのペースでゆっくりと成長している姿に私たちもほっとしたのを覚えています。

◆帰国生入試
日本出発前から大学の帰国生入試を目標にされていました。そのため、TOEICの受験に力を入れています。また学校の課外活動としてソーラン節のグループにも入り、週に1回他校との合同練習にも参加しました。そのほかオンラインでの帰国生入試対策講座等を受講し、無事に帰国生入試で大学進学を決めました。

◆アドバイザーのコメント
留学開始時の欠席の時は、留学が継続できるか非常に心配しましたが、とびとびの欠席で連続にならなかったので、ここまで来たら大丈夫と思いながら声がけをすると、持ち直してくれたので、安心したのを覚えています。

会話は、相変わらず、「はい。」「まあ。」と短い返事が返ってくることがほとんどですが、1年目よりは言葉数も増え文で返ってくることが多少増えたかなと思います。これからも進学のプレッシャーに負けずに、自分のペースで良いので、学習を継続していってくれたらと願っています。


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