見出し画像

俺の屍を越えてゆけ

こんにちはオオクボーイです。

今日もなんとか死にそうになりながら生きてる。
たまに思うんよ。
めちゃくちゃ日本に帰りたいなって。
日本食恋しいし、友達も恋しいし、両親が生きてるうちにもう少し親孝行したいし、姪甥の成長見届けたいし、未だに沖縄行ったことないし、温泉入りたいし、岩盤浴で途中までしか読んでない漫画読み漁りたいし。
たまに祖国を思いやるせない辛みヶ丘三丁目になるんよ。
ロンドンで出会った、同じく鬱闘病中の日本人の友達とさっき久しぶりに長電話して、電話しながらふと実家の畳の感触とかあったかいコタツとか母の作った何故か一生再現できない味噌汁の味とか思い出してると泣きそうになった。

今週末から週16時間だけの仕事が始まる。
町外れにある衣料品、化粧品、家具なんかを扱う店の店員さんの仕事。古着なんかも取り扱ってて、日本で言うセカンドストリートをさらに巨大にした感じの店。
ただでさえ仕事なんて5ヶ月弱ぶりなのですごい緊張するし不安な上に、ここ最近心の調子もよろしくない。
大変な夫婦喧嘩もあったし、徐々に義実家に暮らす堅苦しさが首を絞めてくるようにじわじわ効いてきてる。

こんなにも辛い状態、状況なのに、何故か今まで「日本には帰れない」って頑なにおもってたんよな。
なんでかなぁ。たぶん、、日本語喋れない妻がいるので日本に引っ越すにしても相当な準備が要るからとか、日本帰ったところで大した仕事になんてありつけないだろうに見窄らしい生活になるのが目に見えてるからとか、一時帰国するにしてもポンドの貯金がなくて日本円口座には手を付けたくないからとか、あるいはオオクボーイはイギリス行って一皮も二皮も剥けて帰って来るんだろうなと期待してくれた人達に合わせる顔がないからとか、そんなことだろうなぁ。

でも、帰りたいよ。今すっごく帰りたい。
人には帰りたくなったら帰れる故郷が必要だし、それに、いつでも帰りたい時に帰る権利があると思うのだ。
まして異国で義実家で世話になりつつしんどい心ぶら下げて死人みたいな目で暮らすくらいなら、もうなんもかんも、妻さえも放ったらかして一度故郷の空気吸いに帰るのも悪くないんじゃないかと思ってる。

正直今、ここに暮らしてることがとても辛い。

救いも出口もない牢屋ん中みたいな気持ちだ。
義両親は寛大で優しいし、自然も綺麗で魅力的な土地、なのにもかかわらずこんな最低な気分で生きてしまっている自分にもすごく腹が立つ。

義実家でストレスフリーに暮らせる奴ってどんな強靭なメンタルしてんだよ。(もしくはすっげえ単細胞か)

お前のことやぞこら


どのみち、週16時間の高校生バイトみたいな労働じゃとても将来の生活を賄えないので他で収入を確保しないとと、そう思ってクラウドソーシングサイトに仕事受注の広告を出してみた。
音楽編集ソフトくらいは触れるし、対日本人の英会話や対英語話者の日本語レッスンくらいならできるし、そういうこま〜い仕事があれば小遣い稼げんじゃないかと思って。

ただそこでも自慢のネガティヴ精神が全開に発揮されるのだ。
「俺、こんなことできます!この分野なら誰にも負けません!仕事任せて下さい!」
っていう広告を打たないと仕事がもらえない世界だ。まぁ資本主義なもんだからそれはどの世界でも共通だけども。(資本主義糞喰らえボケ)
俺に任せてくれ、俺がNo.1だ、なんて俺は口が裂けても言えないよ。
そんな豆腐メンタルだもんでせいぜい仕事募集広告も「突出した技能はないけど、少なくともこれくらいのことなら確実にこなせます」程度が最大譲歩だ。
まぁこんなことでは仕事を貰えるかどうかも絶望的だろう。

あとはお金を増やすには何をすりゃいんだろ。。
投資か?NISAか?なんやねんNISAて。ダパンプのメンバーかよ。。
去年だったか一時帰国した時に人気タレントっぽい雰囲気でテレビに出てたフワちゃんを観て誰やねんこの目にやかましい女って思ったくらいに浮世離れしてる俺に投資なんか出来んのか?

あああああああ、ダメだ、こういうお金、仕事、将来とかのことについて考え始めると心がいつも富士急ハイランドスチールドラゴン2000くらい急降下してそのまま脱線事故起こす。
(スチールドラゴンはナガシマスパーランドか。)

人生で数える程度だけ本格的に自傷行為をしてしまったことがある。刃物で自分の体を傷付けてしまった。その傷が消えずに残ってしまったので大変後悔してる。それ以来目に見えない様に、マイルドセルフハームを心掛けている。セルフハームって何故気持ちが落ち着くのかうまく言語化できないんだけど、最低最悪の気分を乗り切る手段の一つとして俺は肯定的に考える。

最近心と体が重くて昼飯を作る力が無いので、晩飯だけ食う一日一食生活になってしまった。
でもこれも考え方を変えれば、飯を欲する身体を兵糧攻めするタイプの自傷行為だとも捉えられる。
腹が減っている感覚を自覚することで、身体が生に執着していることを感じられる。また、当然痩せる。至極不健康な方法だがダイエットにもなっている。
決して褒められないスピードでここ最近、十代〜二十代前半のカリカリに痩せていた頃の自分の体重にまた近づきつつある。
つい1〜2ヶ月前まで72〜73キロあった体重が、特に激しい運動をすることもなくここ何週間かのうちに68キロまで減ってしまった。この体重の減り具合には正直引いている反面、細身でいることが好きな俺には少し嬉しかったりもする。
まぁたぶん筋肉が消えていってるだけなんだろうけども。


鬱の調子が悪いから頭が回らないのか、それとも腹が減ってるから頭が回らないのか、どっちともつかん感覚だけどとにかく頭がボーっとしてしまって何も手につかない。
昼寝の一つもできりゃいいんだけど、眠りにつくこともままならない。
屍人のように生きるとはまさにこのことか。
南無三。


P.S.
死にかけ生活においても、義両親に迷惑かけるわけにはいかんのでデカいぬのお散歩は欠かさずする。
基本ずーっと雨なので、レインコートに長靴のフル防水装備でなめくじ踏んづけながらフィールドを歩く。雲間から時折覗く空の青や、向こうの方の丘で草を喰む馬や羊が米粒の様に小さく見えたりする景色だけは相変わらず心に爽やかな風を届けてくれる。
あとデカいぬがうんこする時に力んでプルプルって細かく震えるの可愛いし、うんこ終わった途端に決まって全力で走って俺を抜き去っていく謎のうんこダッシュもおもろい。デカいぬ。

うんこダッシュで一気に俺を置き去りにするデカいぬ

いいなと思ったら応援しよう!