
[Amaozn輸出] 返品商品の原価を取り返そう
返品大国Amazonアメリカ
「皆さんは返品商品どうしてますか?」
商品の状態がわからない。破棄は勿体ない。
①アメリカから日本に送りなおす。
国際送料・関税・消費税を払って日本に返送する。
日本に到着した商品を検品したらすり替え、部品がない、壊れてる。
結局破棄したりして何のために国際送料・関税消費税をかけたのか。
「メンタル的にしんどくなりませんか?」
メルカリ・Amazon-JP中古販売。
売れるものは何とかして日本で原価回収してませんか?
検品・写真撮影・出品・説明・発送・人件費。
これらの手間・費用が大変です。消費税還付のつもりがそれも受けれず
アメリカから再度、国際送料・関税・消費税を支払ってよくわからない状態に。
②アメリカでFBA再納品
アメリカでのリモート検品・写真撮影
「写真1枚$〇」かかったりしますよね。
数枚の写真から検品して判断は難しいです。
実際不具合や備品が抜かれており「お客様苦情による真贋の疑い」を受けたことも数回あります。
③アメリカで破棄
アメリカ倉庫によっては「荷受け手数料」「破棄手数料」がかかったりします。また検品して破棄になった場合「写真撮影料」「検品手数料」までかかる可能性も。
これらにとられる時間って割に合わないと思うんですよね。あと一番デカイのが返品状況を見て精神的にしんどくなるメンタル面。
検品した写真を見て「またか・・・」と思うのは本当にしんどい。
返品率を計算した結果
まず私は返品を全て破棄しても利益が取れているか毎月確認するようにしました。

大体の月が、販売不可になった原価に対して
売上対比率:約3%
利益対比率:約15%
に収まっていることが分かりました。
※ここは人によって数字が違うので確認の必要はあります。
ということは。利益が100万に対して15万が破棄した費用になります。
利益200万なら30万。300万なら45万。
補填は除く。
結論
「返品処理から開放されるなら破棄した方がいいやん」
となったわけです。
それであれば、そこから原価を少しでも自動回収でき、そこに使っていた時間を仕入や他の作業に回す方がいい。
メールを見返したところ去年の8月頃。約1年前に行動していました。
アメリカ倉庫会社の社長に相談
長年輸入で利用していた倉庫会社の社長にアメリカの返品事情を説明したところ共感してもらえ、テスト販売して頂けることに。
テスト販売
最初は「価格の指定」「写真撮影」「検品」もやってました。
しかし元々破棄するつもりだった商品。
ここで時間をつかうのもまた違うなと思い、
長年の付き合いから信用して価格設定から破棄判断まで全て任せることにしました。
今は月1回、自動で販売された商品のFeeがペイオニアに振り込まれるようになりました。

返品地獄からの解放
私は返品された写真を見てメンタルをやられることもなく
破棄費用もかからず(条件アリ)
その他、写真撮影、日本に返した場合の国際送料・関税・消費税
から開放され、仕入れに専念できるようになったわけです。
本当に「最高の選択」だと思っています。
日本に返送も可能
一応補足しておくと、もともと私は輸入で利用していた倉庫会社です。
超有名なMyUSから移行しました。
理由は以下の3点
①国際輸送に耐えれるダンボールinダンボールで破損率が極めて少ない。
②倉庫での管理がしっかりしており紛失率が極めて少ない。
③容積重量ではなく「重量制」を採用しているので大きさに関係なく安く発送できる。
要はアメリカから日本へ届けるまでの紛失率、破損率を計算したところMyUSより良かった。そしてここでもメンタル面が良かったということです。数多くの輸入ユーザーを紹介してきました。
そんな丁寧な仕事をしてくれるので、この商品だけは日本に送りたい等も
倉庫会社の入庫システムから選択し「日本に返送」を実行すれば従来通り返品可能です。
少しでも原価回収できれば儲けもの
テスターはまだ少なく
商品の検品・撮影、コンディションを記載し出品、発送は大変な作業です。
1年かけてようやく形になってきたところです。
商品によっては売れづらいジャンルもあるようです。
この辺りは、破棄したつもりで
「原価が少しでも回収できれば儲けもん」
と、思えないのであれば自身で回収作業をした方がイイかもしれません。
その辺り、ご理解したうえで利用頂けると全員ハッピーなスキームになると思ってます。
倉庫会社からの情報共有
商材ジャンル
今のところ分かっているのは、カード系は抜き取りや差し替えがほとんどなので販売できないことがほどんどです。
自社商品、OEMブランドのようなものは、ほぼ売れません。
動作確認が必要な電気系の商品は最低限の確認(スイッチが入る程度)はできますが、それ以上の確認は出来ません。
意外なジャンルが良く売れることもあります。
受け入れ可能キャパ
現時点で50点/Dayくらいの返品商品、再販売(商品アップ)を処理できます。これは人海戦術の要素が大きいので需要に応じてさらに上げることは可能です。
検品効率の為、また中身が差し替えられていることがよくあるので、商品を簡単に特定するための返品リストをCSVアップロードができると助かります。
この辺りの連携はokazuが倉庫会社のシステムと簡単に連携できるようできるようにします。
多分、返品レポート(LPNがわかるCSVのアップロード)だけは必要になりそうです。セラーセントラルから簡単にCSVが落とせます。
※LPN=返品コード
自身の返品状況を理解する
自身の返品数や損失原価を知ることはAmazon輸出をやる上で必須だと思っています。
今回それらを私の作ったスプレッドシートを使い現状を理解して下さい。
返品状況のアンケートを取らせて頂きたいのですが
以下の質問もすぐ回答できますか?

回答できない人も安心して下さい。
スプレッドシートで一発で算出できますので
是非このタイミングでチェックしてみて下さい。
返品数を理解する
返品レポートから返品数を計算するのですが
detailed-disposition列の「SELLABLE」はAmazonの判断でFBA在庫に戻った返品です。
販売不可の返品数を理解するには「SELLABLE以外」を知る必要があります。
今回返品レポートを貼り付けるだけで自動的に計算できるスプレッドシートを作成しました。
では、以下手順通り進めていきましょう。
①「セラーセントラル」左上「三本線」メニューより
「レポート」-「フルフィルメント」をクリック


②左側メニュー、下にスクロールしたところの「返品レポート」をクリック

③「ダウンロード」タブをクリック。
日付をクリックしてとりあえず1年分「2023/08/01」「2024/07/31」選択してみて下さい。
「.txt 形式でのダウンロードをリクエスト」をクリックします。

④「ダウンロード」になるのを待ちます。

⑤「ダウンロード」が表示されたらクリックしてファイルを落とします。

返品数自動計算スプレッドシート
⑥返品数自動計算スプレッドシートをコピーhttps://docs.google.com/spreadsheets/d/1FxnJvFPUNaJuOOEiqOW17rnT7AlKPEH6vnvERZjCVBE/copy
⑦「⑤で落としたファイル」を開き「A1セル」に貼り付け。
これで年月毎の返品数がW列に出力されます。

アンケートにはこの部分を入力して下さい。

⑧「損失原価」や「平均販売価格」を出力したい場合は
「商品情報シート」よりSKU、原価、販売価格を自身のデータより入力して下さい。
入力されるとZ~AB列に損失原価や平均販売価格が表示されます。

とりあえず損失原価を知りたい場合「購入価格のみ」でもよいかと思います。
正確に原価を出す場合は
「購入価格+国際送料+関税+その他費用(納品代行等)」を
SKU毎に管理している必要があります。
損失原価を理解する
Z列の損失原価を確認しましょう。
これが利益の何%に当たるか計算しましょう。
私の場合、平均利益の15%を占めます。
利益100万なら15万。200万なら30万。
※私の原価は「購入価格+国際送料+関税+その他費用(納品代行費用)」
普通に考えるとめちゃくちゃ大きい。取り返さないと。
と思い、日本に送り返したり再納品したりするのですがとにかく苦痛。
そこを頑張るより新しい仕入に時間を使った方が「メンタル&利益的に良かった」というのが私の見解です。
「捨てるつもりの原価」を少しでも今回のスキームで回収してもらい
「解放された時間で新たな仕入に集中する方が利益が増す」
というのが、私のビジネススタイルです。
応募アンケートフォーム
利用希望の方は、以下フォームよりアンケートにお答えください。
利用料や回収Fee
肝心の利用料と回収Feeですが
利用登録すると倉庫会社に新しい返品用住所が貰えます。
セラーセントラルの返品先住所をこちらに変更頂くことになります。
私からの紹介で特典を用意してもらいました。
通常$15/月のBusinessアカウントを、$5/月(初めの1か月無料)で返品住所を開設。
回収Feeは最大35%ですが価格帯によって変わります。
高価格帯のFeeが高いです。
当たり前ですが$50の商品を売るのも$100の商品を売るのも
検品、撮影、販売の労力は変らないですから。
この辺りのFeeはアメリカの人件費等も絡んできますので
今後変わる可能性もあります。ご了承の程よろしくお願い致します。
詳しくは登録前の案内でアメリカ倉庫会社より連絡してもらう予定です。
倉庫会社からのメッセージ
「日本の税務上、アマゾンで返品された商品の廃棄処分を多く行うことは利益圧縮と見なされ、税務調査の対象になりやすくなることもあるかと思います。
弊社がお客様の在庫を不良商品として買い取ることで、お客様は商品の譲渡(雑所得)として会計処理できることはプラスになるのではと感じています。
この度、社内の体制を整えることは出来ました。今後は作業効率やマーケティングの精度を向上させていきたく思います。
弊社の作業員等のキャパの都合で一度に多くのお客様を呼び込むことはできないので、ご紹介いただけるお客様に対して一人一人丁寧に対応させていただければと思います。
ご検討をよろしくお願いいたします。」
ご応募お待ちしております
いつもながら丁寧です。仕事も返信もw
輸入の時の破損率の軽減もビビりました。
ダンボール in ダンボールは輸入ユーザーを虜にしましたw
本業は「輸入代行業務」なので輸入ユーザー様も利用したい場合はお声かけ下さい。私の周りは既に全員ココですけど!
それでは返品回収スキームにて
メンタル解放・快適な輸出事業ライフを。
みなさんが喜んで頂けるサービスになれば嬉しいです!