Vol.18 運営から見た敵チーム解説⑥
ネタバレを含みます!
※ストーリーを100周以上くらいされている方向けの内容です
ということで、敵チームとして登場する全ての高校を運営目線で解説していきたいと思います。
作作学院高校(サクサクガクインコウコウ)
激アツ度:★★★★
怪物えんがわが率いる全国トップクラスの高校。
絶対的エースとバランスの良い打線で、本戦でも後半に高確率で登場する。
非常に使い勝手が良いため、どの高校を選んでも登場する設定となっている。
サクサクした食感のおかずが多い中「えんがわってどうなの?」と思われるかもしれないが、えんがわは炙ればサクサクするので問題ない。
作作学院の登場は運営としては実は悲願だった。
前作、おかず甲子園 全国編のTipsの中に
「35年前に大旋風を巻き起こしたサクサク学院高校のえんがわ投手はMAX168km/hの剛速球で9者連続三振を奪った。」
というものがある通り、作作学院とえんがわは伝説という扱いとなっていた。
それが今作では実際に登場するのだから、運営としては感慨深いものがある。
MAX168km/hは難しいが、特殊能力で体感でそれぐらいあるので、9者連続三振は難しくないかもしれない。
投手陣では二番手候補に苦慮していたため、本来は邪道工に所属するはずだったウマイボーがこの高校の二番手に選ばれた。
そのため、彼の説明コメントには「無限ともいえる変化球のバリエーションをもつ投手。邪道工業のスカウトをことわって作作学院ににゅうがくした」と表記されることになった。
ちなみに邪道工も二番手不足の問題を抱えるチームなので、ウマイボー不在によってあおりを食らうこととなった。
が、そんなことは知ったこっちゃない…。
焼浜高校(ヤキハマコウコウ)
激アツ度:★★★★
作作学院と同様に怪物エースとバランスの良い野手で構成された高校。
昭和の怪物えんがわに対してこちらは平成の怪物まつたけ。
作作学院と実力が拮抗しているため、同じくらいの頻度で登場する。
さあ次は作作学院か?と構えていたところで焼浜が出てくるのはこのため。逆もまた然り。
浜焼き的な食材が並ぶ中「まつたけってどうなの?」と思われるかもしれないが、どこで焼こうがまつたけはありがたがられるので問題ない。
なお、前作までの焼浜高校では、まつたけではなくキーマカレーという選手名だった。
諸般の事情によりまつたけは焼浜高校に在籍していなかったのだが、今作では念願かなってまつたけという名で登録されることになった。
全国トップクラスの中の高校では正々堂々と勝負することで有名で、デストーナメントには永久不参加を名言している。
イベント「№137:偵察in焼浜高校」では、敵チームでも好き放題偵察もさせてくれたりなど、自信がうかがえる。
ちなみに、焼浜高校は一年目では登場しないが、裏ではまつたけとトリュフの熾烈なエース争いが行われていた。
まつたけの急成長を目の当たりにしたトリュフは、その危機感からチーム移籍を真剣に考えるようになった(続く)。
NK学園高校(エヌケーガクエンコウコウ)
激アツ度:★★★★★
チキンや焼きものが多いがあまり統一感はない。
NKとはTips.386にもある通り、No Kagakuの頭文字であり、化学調味料の撲滅を目的とした高校だ。
イベント「№175:化学調味料せいぞう工場」、「№176:うわさの…」、「№176:真相」では、NK学園がいかに社会的な活動を行なっているかが描かれているので一見の価値ありだ。
No Kagakuは、No化学ともNo科学ともとれる。はたまた脳科学という解釈もできる。
そのためか、普段の練習では科学的なトレーニングは行われず、精神や根性を重視したしごきに近いものが行われている。
また、監督であるつばきもちによる脳科学トレーニング、いわゆる洗脳(のようなもの)が日常的に行われている。
その反動なのか、部内では違法化学調味料に手を出す者、改造手術をする者、寮から脱走する者が後を絶たない。
と言っても、噂として語られる話なので真相は不明だ。
もしそれに近づくとしたら、イベント「№337:どこかで…」や「№338:かむばっく」あたりだろうか。
一年目から当たり前のように甲子園優勝を果たしてきたNK学園だが、二年目の春のセンバツでは準決勝でおいしんぼ高校に敗れることとなる。
三年目夏では準決勝でプレイヤーと対戦することになるが、主将の蒲焼よん太郎のコメントが勝ったときは「決勝にふさわしいのは俺らやろな」、負けたときは「ぜったい優勝してや!頼んだで」や「悔いはないわありがとうな」などに変わる。
おいしんぼ高校に負けたのがよほど悔しかったのだろう。蒲焼よん太郎に最後の夏に強い思いがあったことがわかる。
なお、ノーヒットノーランでNK学園が勝ったときに「お前らも化学調味料使こた方がええんちゃう?」というコメントに変わるという案が存在したが、ボツになった。
ちなみに、強烈な選手が揃うNK学園の中にあの担々麺も在籍していることにお気づきだろうか?
二年目夏から二番手投手として登録されているのだが、先発のくさやが一回り上の実力のため霞んでしまう。
なお、担々麺が加入すると同時に抜けていったのはトリュフである。
長らく黄金期を誇ったNK学園高校だが、おいしんぼ高校などの台頭と担々麺の卒業により陰りが見え始めてくる。
さらにはTipsにもある通り、度重なる不祥事によって低迷期が始まり、その後は野球部の存続そのものが危ぶまれる状況に陥る。
そして、OB蒲焼よん太郎の化学調味料常習発覚と同じ年、NK学園高校野球部は人知れず解散することになる。
おいしんぼ高校(オイシンボコウコウ)
激アツ度:★★★★★
圧倒的な高級食材で構成された高校。
選手のほとんどがボーイズリーグ出身、そしてスカウトにより入学している猛者たちだ。
ライバル校からの獲得も意欲的で、先述した通り、野宮実業の大トロ電撃移籍は世間に衝撃を与えた。
二年目春のセンバツから現れる印象が強いと思うが、実は一年目にも登場する。
弱小高校一年目の一発目の練習試合にだけ低確率だが出現する。
このときのメンバーは一年生が10人で、先発がうなぎ、ベンチで肩を温めているのがトリュフだ。
(おい、トリュフ!お前なにやってんだ!?)
おいしんぼ野球部にとっては実はこれが初試合で、おいしんぼ伝説はここから始まることとなる。
ここで負かすのはなかなか難しいが、試合後のうなぎのコメントがいつもと違うことがあるので、チャレンジャーな方はトライしてみてほしい。
ゲーム的に言うと、裏ボス的な存在がおいしんぼで表ボスはNK学園だ。
始めたてのプレイヤーはイベントログ「優勝校はNK学園高校でした」が印象に残っているだろうが、二年目春のセンバツに「優勝校はおいしんぼ高校でした」と出すことによって、「え?さらに上がいるんかい!まだNKとも戦ってないのに…」となることだろう。
1周目ではギリギリNK学園とおいしんぼと対戦できないようなバランスに調整しているので、すぐにまた周回したくなるような設計がされている。
しかしながら、おいしんぼとNK学園を直接対決させると、割とNK学園の方が勝ってしまう。オーマイガー。
見た目の数字だけが全てじゃないってことですね。
選手のみならず監督の獲得にも積極的で、ずんだもち(一年目4月~3月)→ほしもち(二年目4月~3月)→こくもち(三年目4月~)
と頻繁に交代させている。
ずんだもちといえばゲーム内では最もレアな監督だが、そんなことは関係なくクビを切られている。
結果を出さないといくら監督の能力が高くても容赦なく解任する方針らしい。
ほしもちは結果を残した方だが、夏の大会が振るわなかったのか春のセンバツ後に交代させられている。
三年目夏の決勝では低確率で突然変異のように「至高の~」「究極の~」が頭についた選手が登場することがある。
これは上級者向けに「そう簡単に春夏5連覇させるかよ」という運営側のメッセージである。
そしてなぜか監督はずんだもちになっている。
ちなみに、至高は圧倒的な好待遇で口説き落とした選手で、究極はポテンシャルを見出されてじっくりと見定められた選手である。
なお、至高と究極のメンバー間での確執は特に無い。
ゴーヤ連合(ゴーヤレンゴウ)
激アツ度:★★★★★
沖縄な感じの食材が並ぶ高校、というかチーム。
団体なので高校ではない。
そもそもゴーヤが高校生かどうかが怪しい…。
ゲーム中では甲子園の大会を主催しているのがゴーヤ連なので、特別権限で試合に出場していると思われる。
といっても、二年目デストーナメント決勝で登場するので特別権限というわけでもない。
デストーナメントの規定に高校野球部でなければいけないというくだりはないし、そもそも主催がゴーヤ連ではない。
ただ、表向きの主催がゴーヤ連ではないだけであって裏では繋がっている。
そんなゴーヤ連だが、実はデストーナメント以外にも出現することがある。
ひとつ目は弱小高校の一発目の練習試合、二つ目は弱小高校の三年目夏の決勝だ。
これは完全にただただ激レア感の演出のためで、設定もへったくれもない。
どちらも超低確率となっているので、根気のある方はチャレンジしてみてほしい。
ゲーム中ではダーティーなイメージがつきまとうゴーヤ連だが、普段の活動はいたってクリーンである。
Tips.194では「野球五郎という雑誌には相手投手のつぶし方を特集した号があったが、ゴーヤ連の勧告によりその号は自主回収された」。
さらに、Tips.451「16年前の邪道工業は相手チームを試合続行不可能にすることにより勝ち上がった」、Tips.452「16年前、邪道工業の決勝進出に待ったをかけたのがゴーヤ連である。圧力に屈した、というより厳重注意を受け活動自粛をした形だ」と見ると、健全化のためにしっかり活動をしていることがわかる。
また、弱小高校一年目のやらかしに対しても、あれはあれで真摯な対応だったと言えるだろう。
といっても、裏でケール博士と密な関係だったり、デストーナメントを利用して金儲けに走ったりなど、ダブルスタンダード的な様子がまた権力の大きい団体らしい。
ちなみに、弱小高校一年目とゴーヤ連の絡みは「ルーキーズ」にインスパイアされています。
気づいたかな?
以上、全チームの解説でした。
次回は番外編を含めた完全版を投稿する予定です。
お楽しみに!
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