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Vol.31 シングルプレイに隠されたおもてなし

前回Vol.30 9回裏の奇跡のカガクで説明した通り、攻撃時の逆転要素として

①イニング別ヒット性打球の出やすさ
②チームスピリット補正
③うん補正
というものがありました。

実は対com戦において、com側は②と③は丸々ありません。
さらに①にも制限がかかっていて、このようになっています。

イニング別ヒット性打球の出やすさcom

プレイヤー側のグラフと比較するとわかりやすいでしょう。

イニング別ヒット性打球の出やすさ

どうでしょうか。
つまり、com側はイニングを重ねても倍率は上がらず一定で、さらにはビハインド時でもプラス補正はない。
ということになります。

これらの仕様から言えることは、要するに、プレイヤー側が逆転しやすい。
ということです。

なお、今回のタイトル「シングルプレイに隠されたおもてなし」の通り、これはシングルプレイの中だけの仕様になります。
もちろんユーザー同士の対戦ではこれらの制限はありません。


さて、おかず甲子園シリーズに限らず野球ゲーム、いや、スポーツゲーム…、というよりシミュレーションゲーム全般でしょうか。
「全然勝てない!バランスおかしい!あれで負けるなんてありえない!」なんてレビューをよく見かけます。

ただ、不思議なことに「自分が勝つなんておかしい」というレビューは一切見たことがありません。
おかず甲子園シリーズではお問い合わせも含めて一度も見たことがありません。

実に実に、不思議です(笑)


「相手との実力差は結構ある…。しかしウチのチームならばっ!」
「うおおおおおおお!!!いっけええええええ!!!」
「よっしゃ!奇跡の逆転勝利っ!!!」

この感じ、おかず甲子園あるあるなんですが、
この時、com側の気持ちは一切忘れて「やっぱりウチのチーム最強!信じてたわー」って、なってませんか?
まあ、comに気持ちなんてないし、これがシングルプレイに隠されたおもてなしなので、運営としてはそれでいいんです。

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