「鄭和宝船」Kickstarterのこと
(2024/10/2追記)
9/30にローンチされ以下のnoteを書きましたが、より良い再出発を目指して一旦取り下げ、数週間程度後の再ローンチを目指しているそうです。
記事を読んでくださり、期待して支援してくださったり待ってくださったりしている皆様には、二転三転する状況になってしまい心苦しいのですが、より良いものを良い状態で作ろうというハーベストバレー様の勇気ある決断だと思います。
ぜひ、再ローンチ時には応援のほどよろしくお願いいたします。
(2024/9/30)
今夜、私がシステムを制作し、安彦良和先生にパッケージイラストを描いていただいた「鄭和宝船」がKicksterterでローンチされました。
ハーベストバレーによる日本語紹介ページはこちらです。
今回はこの「鄭和宝船」制作までのエピソードを、OKAZUからも少し書こうと思います。
ハーベストバレーの刈谷さんからお話をいただいたのは2023年2月でした。テーマも鄭和で、との依頼でした。
もうその時、自分の中では大航海時代の商人をテーマにした軽~中量級ゲームのアイデアがあったので、それをそのまま持ってこれるのでは?と思い快諾しました。
私は中国史は好きなのですが、知っている範囲が三国志、春秋戦国時代、楚漢戦争ぐらいだったので、鄭和のことはほとんど分かりませんでした。
鄭和は明の時代ですが、いざ調べたら、明は海禁政策を取っていたので、「みんなで商人になってお金を稼ぐ」といったゲームにはできないと気付きました。なので、大航海時代の商人のゲームの転用を諦め、一からシステムを考え直さざるを得ませんでした。
そこでいざ資料をいろいろ探してみたが書籍などは見つからず、刈谷さんから漫画『海帝』を提供されたので、読んで参考にしました。
鄭和は諸国から動物の寄贈を受けることがありました。このゲームを作っていた当時、動物のゲームといえば『どうぶつタワーバトル』だろうと思い浮かび、動物要素はパズルにしました。
テストプレイを仲間内で初めてやってみたら、その初回から感触が良かったので、これは行けると思いました。
自分の中で、大体そういう作品は大成するイメージが強いので、今回の「鄭和宝船」もぜひ期待していただければと思います。
刈谷さんも熱烈な安彦良和先生のファンで、今回のパッケージイラストの依頼をすると聞いて、実はガンダムシリーズの大ファンである私も、そんな夢のようなことが実現するのかと信じられない気持ちでした。
ゲームマーケットの後で刈谷さんとお酒を飲む機会があって、その時に複製画を額装してプレゼントしていただいたのですが、描き込みのあまりの精密さに実感を伴ってとても感動しました。
その複製画は自宅のリビングに飾って毎日見ています。
私にとっても記念碑的な作品となりました。
さらに詳しい製作時の話、工夫したところなどは、またどこかで書きますので、お楽しみに!
「鄭和宝船」Kickstarterページはこちらです!
https://www.kickstarter.com/projects/kariya/the-treasure-ship-of-zheng-he