岡﨑農園@愛媛のみかん🍊

2022.10.30 タルトの小説が万象森羅シェアワールドの一つとして、原作者認定され…

岡﨑農園@愛媛のみかん🍊

2022.10.30 タルトの小説が万象森羅シェアワールドの一つとして、原作者認定されました! 岡﨑農園のみかん🍊と万象森羅シェアワールド、コラボ企画進行中 万象森羅HP https://banshou-shinra.com/

マガジン

  • タルトの愛媛探検記

    万象森羅シェアワールドのタルトが、愛媛のみかんを初め、いろいろと情報発信していく物語です。 本編とは違った、ちょっとほのぼのとした内容になります。

  • 万象森羅シェアワールド

    万象森羅シェアワールドのサイドストーリー

  • みかんのお話

    四季折々のみかんたちご紹介

最近の記事

温州みかんの加工品?

・・・グツグツ、ブツブツ、ウトウト・・・  ナンシー「あ〜、もう少しなんだけどな」  地の国において発明家と呼ばれる者は幾人かいるが、ナンシー・ノームライトほど、変わり者という言葉が似合う発明家はいないだろう。その実、発明品とされる物の出来は唯一無二であり、宝石亀オーシャン・クリプト・カールソンからの信頼は厚い。しかし、彼女の得意な発明とは主に機械的なものが多く、今回の依頼は興味大半、意地極少といった範疇を出ない内容であった。  ナンシー「タルトくん、また変わった依頼を持っ

    • 少年兵のおやつ

       水の国、ここを訪れる者は、理不尽なまでの襲撃に遭い危険に晒されることになる。商人の運搬船などは積み荷の安全は保証されない。荒れ狂う海。命がけとなる寄港。その原因は、とある少年兵の存在にある。真面目な性格であるが故に、水の国への侵入者に対しては容赦しない。その決意を示すように海は波たち、大型船すらも揺らす。そして、時に沈めることも厭わない。    セイレーン少年兵のリク。彼の特殊能力は、水の国の安全を優先するため、歌うことを運命づけている。  リク「そーれ、これでどうかな〜🎶

      • セイレーンのいたずら

         曼珠商会の運搬船。推進力として蒸気機関を備えてはいるものの、帆船として緑の国に寄港している。三国間を周回しており、積荷は主に食料である。  タルトはかつて、この食料運搬船の全てを仕切り、三国の食料安全保障に深く関わる事業を担っていた。理想を追い求めていた男の姿は、今は一部の者にしか知られていない。エヒメの農産物はタルトしか入手できないものだが、事情を一番よく知るアザミとシジカの協力によって各国に運ばれ続けている。  タルト「アザミお嬢様、今回の南柑20号ですが、例年よりも少

        • 南柑20号

             タルト「....zzz」  今日、緑の国の季節は冬。しかし今年は何故か暖かい日も時折訪れ、昼食を取ったタルトは枯葉色の草原に横たわり、いつしか眠ってしまっていた。軽い運動をすれば汗ばむ陽気。静かな時の流れと小鳥のさえずりだけが、タルトを優しく包んでいた。  タルト「あ...また寝ちゃってた。そろそろ船が到着してる頃かな。アキさんのところに行かないと...」  曼珠商会の運搬船は三国間を周回している関係で、一度寄港すると物資の積み下ろしで数日は忙しくなる。各国の特産品の

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        • タルトの愛媛探検記
          9本
        • 万象森羅シェアワールド
          10本
        • みかんのお話
          5本

        記事

          タルトの愛媛探検記 : 万象森羅みかん誕生秘話

           タルト「アキさん、こんにちは〜」  タルトは農家をアキと呼び、アザミとシジカを紹介した。  アキ「おー、タルト。この子たちが話に聞いていた君の上司なんや。鬼と聞いてたからどんな子らと思ってたけど、可愛い子たちやん。で、どっちが彼女?」  タルト「い、いや、そんなじゃないですよ...ただの上司です!」  タルトはアキの弄りに気づかず、真面目に返事をしてしまった。アザミとシジカの視線が強烈に背中に刺さって、またいつぞやの記憶が頭をよぎる。  アキ「ほうなんや!てっきり今日は紹介

          タルトの愛媛探検記 : 万象森羅みかん誕生秘話

          万象森羅キャラクター紹介その1

             万象森羅と岡﨑農園のコラボ企画として始まった、万象森羅みかん🍊 今は直売所での販売のみですが、全国発送を希望される声があちこちから出ていて、来シーズンには実現しようという運びになりそうです!    そして、コラボ企画のもう一つが、オリジナルキャラクターのタルトが活躍する万象森羅シェアワールド〜狸人族タルト編〜と、タルトの愛媛探検記といった物語作成になります。    タルトと鬼っ子姉妹のアザミ、シジカは大巳たかむらさんのご協力で生まれました✨ 自分の無茶振りに快くお仕

          万象森羅キャラクター紹介その1

          訳ありみかんって、あり?なし?

             愛媛のポンジュース🍊 みかん農家でも好きな人多いんです!私も、普段は飲みませんが、東京に行けば自販機で売っているところもあって、ついつい買って飲んでいます。    そんな愛すべきポンジュースの原料は、見た目の傷が目立つ、いわゆる規格外品であろうことは皆さんご存知かと思います。    とあるところで、傷があると腐らないか心配なんです...。という声を聞き、ポンジュースになる前に、心配のタネを検証してみることにしました!    いつもはあまり気にしたことの無い傷の原因で

          訳ありみかんって、あり?なし?

          タルトの愛媛探検記 : エヒメは遠くて近い

           3人は地の国より船で海を渡り、緑の国へと入っていた。今回は曼珠商会の仕事としてではなく、アザミとシジカのエヒメ観光となる。とは言うものの、緑の国にエヒメという地名はない。タルトが鬼っ子姉妹を連れてきたのは、緑の国の西方にある聖地であった。  タルト「お嬢様方、ここがエヒメへとつながる聖地になります。ただ、訳あってここから入口へは急ぎ走っていきたいのです。」  アザミ「あら?何か意味あり気な物言いですが、理由を聞いてもよろしいかしら?」  タルト「はい、実はここに来る度に毎度

          タルトの愛媛探検記 : エヒメは遠くて近い

          万象森羅みかんデビュー

          万象森羅に入って2ヶ月が経過しました。無事にコラボ企画である、万象森羅みかんをデビューさせることができ、まずは一安心です。 DAOという言葉を知ったのが今年7月。万象森羅DAOでは将来的な可能性を感じています。みかんとイラストという別々の業態が、つながりを深めることで調和していきました。 SNS上ではシールに関心のある人がみかんを求め、全国発送も将来の目標に据えるとさらに広がりが期待できそうです。 そのためにも、これまであえて行ってこなかった「こだわりみかん」作りを、来シー

          万象森羅みかんデビュー

          気候変動?

          (記事内容と画像は関係ありません。身内ネタです。)    今年も去年も一昨年も、秋から冬にかけての降雨が少ないようです。収穫作業が進むため、農家はいそいそとみかんを摘む手を動かしますが、今月に入り、酸高傾向に不安な声を聞くことが増えてきました。雨は酸味を和らげ、みかんを食べやすくします🍊 と同時に、お礼肥として与えた10月の肥料を効かせて、来年の実りにつながります。    果樹は年に一度しか収穫できないものばかり。今後はどのような気候状態においても、変わらず美味しいみかんを作

          収穫の見定め:岡﨑農園式

          今年のみかんは例年に無く酸高傾向で、2回にわたるスプリンクラー散水で、ようやく例年並の味に落ち着いてきました。昨日降った雨で、もう安心です!良かった。 みかんの収穫を行う目安は基本的に色です。もちろん味もそうですが、着色の度合いと味は比例するので、濃い色が目立ち始めたら収穫開始。さらに、細かな傾向を探る時はヘタを見ます。 黄緑色が園全体で目立ち始めると、糖度が高く酸味がほどほどになった合図として、うちでは収穫の手を早めます。 一気に収穫して、一気に出荷する方が仕事の効率は良

          収穫の見定め:岡﨑農園式

          万象森羅シェアワールド〜狸人族タルト編〜第一章:養子、発明家

          第一章:養子 九節:発明家 「タルトの意識は戻りましたか?」  シジカは首都に戻っていた。調査地から戻り、アザミに調査団が全滅したことを告げ、タルトの所在も掴めないまま気が収まらない毎日。そこへ宝石亀の帰宅と、タルトの生還を知らされ、急ぎ宝石亀邸を訪ねて来ていた。 「あと少し救護が遅れていたら、この子は助からずにいただろうが、四肢の骨が折れている他はなんとかなったようじゃ。」  宝石亀はシジカにそう話すと、書斎にこもり、タルトが「身につけていた資料」に目を通していた。所々血

          万象森羅シェアワールド〜狸人族タルト編〜第一章:養子、発明家

          宮川早生温州みかん収穫開始

          本日より、毎年買っていただいているお客さん分の収穫を始めました🍊 通常は緑がやや残った状態で収穫するのですが、今年は何故か酸味が強く、例年よりも1週間ほどハサミ入れが遅くなってしまいました💦 自然に左右される農業。味に関しては人工的にコントロールできなくはないけれど、なるべく自然の力を借りながらみかんを作りたい🍊そう強く思う今シーズンになりそうです😆

          宮川早生温州みかん収穫開始

          タルトの愛媛探検記:エヒメの地

          鬼っ子姉妹とタルトのみかん競争 【この物語は、一人前に成長したタルトと、タルトを支える鬼っ子姉妹を始めとする万象森羅に暮らす人々、そしてエヒメの地をつなぐサイドストーリーである】  タルト「お嬢様方、遠くエヒメの地よりいろいろとフルーツを仕入れて参りました!時期の違うものは瓶詰め保存してあります。」  タルトはそう言うと、テーブルの上に様々な果実を並べ始めた。みかん、キウイ、栗、ブルーベリー...万象森羅の世界では、どれも見たことの無いものばかりであった。  タルト「これは

          タルトの愛媛探検記:エヒメの地

          タルトの愛媛探検記:はじめに

          はじめに  タルトの物語を書いている、みかん農家の岡﨑アキヒロです。  この物語は、万象森羅シェアワールドのご紹介と、愛媛のみかんをPRするために書き始めました。これから岡﨑農園とタルトのお付き合いが始まり、ファンタジー世界である、万象森羅シェアワールドに愛媛の食べ物がどんどん運ばれていく。そんな内容になります。  万象森羅のクリエイターさんたちとの企画で始まった物語。可愛いキャラクターが、これからどんどん登場して、タルトと一緒に愛媛を盛り上げてくれることでしょう。  月に

          タルトの愛媛探検記:はじめに

          万象森羅シェアワールド〜狸人族タルト編〜第一章:養子、九死一生

          第一章:養子 八節:九死一生 「坊ちゃん、坊ちゃん。」  野営中に竜巻に襲われた曼珠商会調査団。15名の団員は、避難していた穴蔵から引きづり出され、ある者は岩肌に打ち付けられ、またある者は行方が知れずにいた。タルトに至っては竜巻に跳ね飛ばされながらも、奇跡的に沼地に落ち、衣服の下、体に巻き付けるように資料を抱えていたおかげで、即死にはならなかった。 「ん、ここは。あがっ。」 「鉱山近くの沼地のようです。他の団員は見当たりません。」 「そっか。僕、助かったんだね。みんなを探し

          万象森羅シェアワールド〜狸人族タルト編〜第一章:養子、九死一生