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初めて一人でDJを見に行った話

うおおおん。ハトです。
6月にDJコントローラーを買いました。他人の曲をジャカジャカかけて大盛りあがりするための機械です。

こんなの皿みたいなの回してデュクデュクさせたりする機械

なんで買ったの?→楽しそうだから!

だけど、DJでかける曲が分からん!!!
今まで聞いてきた音楽はJ-popが主体で、洋楽とHIPHOPを少し聞く程度。EDMとかよう分からんし、なんかDJがかける曲むずそうなイメージがあった。そもそもクラブに行ったことが過去に1回行ったことはあるが、ハロウィン✕泥酔のため、覚えてるのはミラーボールやらきらびやかな光の点滅のみ。
なので今一度本物のDJを見ておこうと前々から思ってたので、調べてみると今日やってるイベントが見つかった。ミュージックBARなる場所でやってて「ミュージックBAR…でかいクラブとかより敷居低そうやな…」と勝手にハードル低そうなプレイス認定。行くことにした。
1人で行くの寂しいからダメ元で友達誘ったけど友情パワーが足りず無理でした。
イベントは21時から、22時くらいに会場ついてもうすでに盛り上がってる中に店に入り、1時間くらい聞いたら帰ろう。帰って地面師たち見ようと思っていた。(クソ面白いから見てね)


が、いざ会場に着くと客は常連さんっぽい1人。日付間違えたかと思ったら
「いらっしゃいませ…今日イベントなんですけど大丈夫ですか?まだ始まってなくて‥」
「イベント知ってて来ました!もう入っても大丈夫ですか?」
「はい。もうすぐ始まるので…」
チャージを支払い中へ。ぶっちゃけめっちゃアウェイ感。隅っこに腰掛け、ビールをちびちび飲んで時間つぶした。まじで常連1と新参1の空間めちゃ気まずい。いつも1人でどこでも出かけてるから大丈夫だもんオーラを出し、スマホをガン見して30分。数名の客が入ってきた。キャリーケースを引いてたので、DJ来た!早く回してくれい!とそわそわし始める。
DJらしき人物は常連や、その後ちらほら入りだした客と話している。他のDJらしき人たちも集まりだして、総勢10名くらいの入になった。
そこで気付いた。こいつら全員知り合い同士だ!なんてことだ!身内のパーティーに新参のおっさんが一人で来てしまった!じわっと背中に汗が滲む。
どうしよう!なんか邪魔みたいじゃないですか!!!SNSで告知なんかすんなよ!あああああ!!!と心がざわつき始めた頃、DJがブースに立った。ようやく始まる!
DJがアナログレコードをスクラッチしてデュクデュクデュクデュクと音を出す(宇多田ヒカルのAutomaticのイントロみたいな音)→曲始まる。
かっけー!すげー!とさっきまでの疎外感がなんだか吹っ飛んだ!
曲が始まるとそれまで話をしていた人たちも数人DJの前でお酒を持ちながら揺れている。音楽にノッている。新参者が隅っこでスマホとにらめっこしててもいいわけが無い。誰の邪魔にもならずこの空間に溶け込もうとDJの近くに行った。かかってる曲も聞いたことない曲ばかりなので、手元を見てないとDJがどこで曲をつなげたか分からんかった。すごい。
感動していると「おつかれ様です!知らない人が乾杯してくれた。
「お名前なんですか?」
え?名前?なんで?受付かなにかか?クラブでの会話は名を名乗るとこから始まる騎士道みたいなやつか?なんて考えて
「○○○です!!!!(本名名字)」と答えた。音楽が大音量でなる中、大声で会話しなければならない。
「僕、メンディー(仮名)って言います!後でDJするんでよろしく!」
そっちの名前かーい!!なら俺もHNとかにしときゃよかったぜ!
会話の出鼻はくじかれたがメンディーが
「見た感じ同世代くらいですよね?おいくつですか?」と
「35です!」
メンディー固まる。
「おいくつですか?」
「…47です」
おおおおい!!!会話へたくそか?全部先に言えな!!こっちは18の時に30才と見間違えられるとかその手のエピソード多々あっから大丈夫だけどよお
お前が明らかにまずいなって顔すんなよ!
「でも今年で36の年なので、あのー、世代とかは一緒ですよね!昭和生まれだし!」精一杯の気にしてない感を出した。感謝しろメンディー。
「どんなジャンルの曲とか聞くんですか?」
わ!DJから聞かれると怖い質問やん。こっちはJ-popしかほぼ知らん。今流れてる曲たち一曲も聞いたことないし、DJコントローラー買ったから見に来た旨を伝えた。
「HOUSEJAZZとかのジャンルは最近良く聞きます」
「おーなら僕の時HOUSEJAZZかけますね!」
メンディー!!優しい!好き!DJが俺の好きなジャンルかけてくれる!やったー!普通に嬉しくなった!
その後もちょこっと話して、「もっと近くまで行ってもいいですよ」とメンディーがブースの近くまで誘導してくれた。
間近で見るDJは何やってんのかあんまりわからなかった。アナログレコードでのDJは初めて見る。なんか複雑なことはやってなくて本当にその場の雰囲気に合う様な曲をきれいにつなげているだけだった。でもそれがめっちゃかっこいい。
1人目のDJが終わり次の人へバトンタッチ。次の人はPCを使ったデータでDJするタイプの人だった。が、もうすぐ0時になる。地面師たちが見たい。
けどメンディーまだ回してないし、いつ回すかもわからん!
今日は雰囲気楽しめたらかいいかとメンディーにごめん帰ると伝え、帰った。
音楽を大音量で聞きながらお酒飲むの楽しかった!また行きたい!家でもDJやる!


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